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SILENT SIRENの16枚目となるシングル『Go Way!』。ロックバンドとしての新たなアプローチとサイサイらしいポップ感が光るこの表題曲は、現在TVアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』のエンディング主題歌としてもオンエア中だ。メジャー・デビューから丸6年。充実の制作とライブ活動が続いている4人に話を聞いた。
Photo:石ヶ森三英 Text:山田邦子

──SILENT SIREN史上最多となったライブハウスツアー「天下一品presents SILENT SIREN LIVE TOUR 2018 ~“Girls will be Bears”TOUR~」を終え、サイサイフェスや学園祭など、充実のライブ活動が続いていますね。



ゆかるん「そうですね。かなりライブが続いてます」

あいにゃん「ずっとバタバタしてる感じですけど(笑)、最近は対バンも多いのですごく刺激をもらってます」

──そんな中、待望のニュー・シングル『Go Way!』が完成しました。

ひなんちゅ「今回はアニメ(『新幹線変形ロボ シンカリオン』)のエンディング主題歌になってます」

すぅ「今回のお話をいただいた時はシンプルに嬉しかったんですけど、実はあまり詳しく『シンカリオン』を知らなかったんです。でも、甥っ子に聞いたらもちろん知っていて(笑)」

ゆかるん「子ども達に大人気だからね」

すぅ「そう。そこから実際にアニメも見させてもらって、曲を仕上げていきました。でも今回は新幹線だから、そことどう絡めていこうかっていうのはすごく難しかったですね」

──サウンドの疾走感が、曲の世界観をぐっと引き立ててますよね。

すぅ「もともと原型は(前作の)『19 summer note.』の時に作ってたんですよ。歌詞は全然違ってたけど、いわゆる夏曲としてどうかなって。で、そのあとに今回のお話をいただいていくつか提出したら、この『Go Way!』のオケがいいと。それで、歌詞もアレンジも『シンカリオン』用に新たに作り変えたんです」

──女の子らしさ全開の声と、抜群にカッコいいバンドサウンドのマッチングも、この曲の魅力かなと思います。



すぅ「今回、サイサイとしては初のインストも入ってるんですよ。なのでオケもじっくり聴いてみてほしいし、これでカラオケの練習もしてほしいです(笑)」

あいにゃん「この曲は、今後のライブで絶対必要になっていくであろう曲になった気がします。演奏自体もいい意味で荒々しいというか、すごく生感がある。音が、勢いよくブワーッと走っているかのような感じですよね。ライブではこれから披露するんですけど(※取材時)、実際、ステージで演奏するのが楽しみでしょうがないです」

ひなんちゅ「MVを撮影している時にも、“これはライブ映えしそうだね”って声が上がってました。実際に撮った映像をその場で見た時も、すごく勢いが出ていて」

ゆかるん「今回は演奏シーンももちろんあるんですけど、振付もあって、踊ったり、ジャンプしたり、走ったり、盛りだくさんです(笑)」

あいにゃん「かなり体を張った撮影だったよね(笑)。全身運動って感じで、もう撮影の直後から筋肉痛になりました」

すぅ「かなりのね(笑)」

──初回限定盤のDVDでは、MVの完成形と合わせてメイキングも見られるので、メンバーの頑張りをぜひチェックしていただきたいですね(笑)。では、実際に曲を作っていく過程はいかがでしたか?

すぅ「『シンカリオン』を見ているのは小学生くらいの子達が多いと思うので、その子達が聴いても一緒に口ずさめそうなもの。そしてこの作品は『エヴァンゲリオン』ともコラボしているので、エヴァ世代の大人の人達が聴いても子どもっぽくなりすぎないものにしたかったんです。聴いてくれた人の背中を押せるような曲、かつサウンドはカッコいい。オープニングテーマであるBOYS AND MENの『進化理論』という曲はかなりアニメに寄せた内容になっているので、そことかぶらないようにすることも心掛けましたね。曲調とか、歌詞で使うワードとか」


※続きは月刊Songs2018年12月号をご覧ください。

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