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(上枝恵美加×大場美奈×名取稚菜×田野優花×菊地あやか)
“34thシングル選抜じゃんけん大会”を勝ち抜いた、上枝恵美加(NMB48)、大場美奈(AKB48/SKE48兼任)、名取稚菜(AKB48)、田野優花(AKB48)、菊地あやか(AKB48)の5人が登場! 若い世代の彼女たちをそのまま映し出した、フレッシュなシングルについて、そして新たなメンバーが集結したAKB48について、じっくり語ってくれた!

──“AKB48シングル選抜じゃんけん大会”(以下、じゃんけん選抜)のメンバーでリリースする、34枚目のシングル『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』は、秋元 康さんがメンバーのことを思いながら作詞をされたとのことですが、メンバーから見て今のグループの雰囲気はどんなふうに感じていますか?

名取稚菜(以下、名取)「第一印象は、爽やかだなって思いました」



菊地あやか(以下、菊地)「平均的に年齢が若いからね(笑)」



名取「そうそう(笑)」

大場美奈(以下、大場)「一見、フワフワとした性格のメンバーが多そうなんですけれど(笑)、センターが(松井)珠理奈さんなので、しっかり引っ張っていってくれると思うんです。それにキッチリとついていけるメンバーが集まっているので、一体となって楽しく時間が過ごせるんじゃないかなと思っています」



田野優花(以下、田野)「キャラがかぶっているメンバーが1人もいないんですよ(笑)」



──個性的なんですね。

田野「はい、個性的な気がします。みんなそれぞれ違う、良い部分があって毎日が楽しいですね」

上枝恵美加(以下、上枝)「集まったばかりなので、私はまだ少し緊張があったりして和気あいあいという感じではないんですけれど、これからどんどん仲良くなれそうな気がします」



──今回のシングルは、タイトルがものすご────く長いんですが。

全員(大きくうなずく)

──覚えられました?

上枝「私、覚えました! 気づいたら覚えてました(笑)」

大場「すごい!」

田野「言える?」

上枝「今、言うんですか(笑)? (スラーッと)『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』!」

全員(拍手!)

田野「すごーい」

菊地「いいなぁ(笑)」

大場「あと、平田梨奈ちゃんと珠理奈さんも覚えてるって言っていたので、3人は完璧にマスターしています(笑)」

──さすがですね! ところで、今までのじゃんけん選抜のシングルは、センターメンバーの特徴を捉えた曲が多かったと思いますが、今作はセンターが目立っているというよりは、メンバー全員の爽やかな雰囲気が描かれている気がするんです。

菊地「そうですね。今までのじゃんけん選抜のシングルとは、少し違う雰囲気だなぁと私も思います。最初は珠理奈がセンターということで、元気な曲かカッコいい雰囲気の曲が来るのかなと思っていたんです。でも実際に聴いてみたらピュアな青春! っていう感じがするので、ファンの皆さんはもちろん、AKB48のことを知らない方にも好きになってもらえる曲なんじゃないかなと思います。個人的にもすごく好きな曲調です」

──歌にはスムーズに入り込めました?

菊地「はい! 思っていた以上に歌いやすかったです。歌っていて楽しい曲です」

名取「織田哲郎さんが作ってくださったメロディーもそうなんですけれど、秋元先生が書いた歌詞もすごく良いんですよ。私はサビが一番気に入っているんですけれど、どんどん後半になるにつれて歌詞の内容が深くなっていくし、詞の風景も良い言葉もたくさん出てくるので、ぜひ歌詞をじっくり読んでほしいです」

──それぞれ、お気に入りのフレーズはありますか?

菊地「後半に“好き! 好き! 好き!”って掛け合いになるところがあるんですけれど、私は『君のことが好きだから』(2009年10月リリースの『RIVER』に収録)に通じるものがあるな、と思いました。ファンの皆さんにも気に入ってもらえると思います」

──この曲のハイライトの部分ですね。その前までの歌詞は、主人公が相手に“好き”という気持ちを言おうか、飲み込もうかと葛藤しているのに、その部分では感情が一気に出ている気がしますね。

菊地「そうそう、そうなんです。そこの間奏で気持ちがバッと出てくる感じというか」

名取「でも結局、この主人公は言わないのかな…(笑)。そこのコール&レスポンスがあるからこそ、主人公の気持ちがリアルに感じられて、曲自体がイキイキしてくる気がします」

菊地「この間奏はポイントですね!」

上枝「コール&レスポンスになっているので、ファンの方たちとも、すごく盛り上がれると思います。私は“僕の無意識地図”という言葉が大好きです。私が歌うパートなんですけれど、すごく面白い表現やなと思いました」

大場「私は2番のサビがすごく好きです。“急がなくてもいいよ”っていう温かいメッセージがあるし、何だかカワイイなぁって。1曲の中でこれだけたくさんの言葉があるんですけれど、誰もが想像しやすいというか、共感できる歌だと思うんです」

──この主人公の“好きって言いたいけど、でもでも…”っていう気持ちはすごく分かりますよね(笑)。

名取「はい(笑)。ちょっと消極的かなぁと思うんですけれど、自分に置き換えてみると、きっと私も同じ気持ちになるんだろうなぁって思いました」

菊地「“好き”って言ってもらうのを待つ派でしょ?」

名取「うん(笑)。言ってもらいたい」

上枝「私は、たぶん逆だと思います(笑)。自分の気持ちはストレートに言ってしまうタイプなんですよ」

名取「さすが!」

上枝「恋愛に限らないと思うんですけれど、その場のノリでパッと口に出してしまうという…。あ、でも告白を待つのもいいですね。待っていたい(笑)」

田野「私も待つ!」

大場「そうなんだぁ…。私は、たぶんTPOに応じて違うと思う(笑)。その時、その場の空気次第で(笑)。でも逆に、この主人公みたいな男の子よりはもっと積極的に向かってきてほしい」

上枝「確かに!」

大場「これだけ見守られすぎるとちょっと不安になるかも(笑)。もうちょっと歩み寄ってきてもらいたいかな? って思うんです(笑)」

名取「“未来でまたね”って言ってそうですけど、いつまで待つの? って。もうちょっとアクション起こそうか? って言いたくなるでしょ(笑)」

菊地「確かに」

名取「…っていうタイプです、私は」

※続きは月刊Songs1月号をご覧ください。

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