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Dream5、2014年最初の作品は、聴く者を勇気づけるアッパーチューン『Break Out』と、既にチビッコに大人気となっている『ようかい体操第一』を収録した両A面シングル。4月上旬には初の東名阪ツアーも成功させ、注目度も急上昇中! 勢いに乗っている5人のカッコ良さと楽しさが同時に味わえる1枚になっている。
Photo:松井伴実 Text:髙橋栄理子

──『Break Out』は、とても疾走感のあるポジティブなナンバー。自分の殻を破って前に進んでいこう! というメッセージが、今の季節にピッタリだよね。



重本ことり(以下、ことり)「はい。サビに向かう感じが強いナンバーなので、私自身歌うのが楽しみでした。カッコ良くてアップテンポっていう曲は今までもたくさん歌ってきたのですが、この曲は、Aメロ、Bメロは抑えめな感じで、サビでパンッ! とハジけるのがポイントなんですね。だから、そういう歌い方ができるようにレコーディングまで練習しました」




日比美思(以下、美思)「曲調がカッコ良くて、光に向かって進んでいく雰囲気だし、歌詞も自分の限界を超えて進んでいこうっていう感じ。前へ! 前へ! っていうタイプの曲なので、私自身歌っていて励まされているような気持ちになりました。だから聴いてくれる人も、そういう気持ちになってくれたら嬉しいです」



玉川桃奈(以下、桃奈)「歌詞を読んでいただけると分かるんですけど、Aメロからサビにかけて、自分の意志がどんどんステップアップしていくんですよ。そういう気持ちの変化もこの曲のポイントだと思うので、歌詞にも注目していただけたらなって思います」



大原優乃(以下、優乃)「私は最初に歌詞を読んだ時、自分にピッタリだなって思いました。ドリ5になった最初の頃は、Aメロにあるように“私はこんなモンだろう”って自分自身思っているところがあったんですね。でも、今はもっと上に行きたいっていう気持ちがどんどん大きくなっているので、自分のことを歌ってるみたいだなって感じて気持ちを入れることができました。踊っている時の表情も、いつもより作りやすかったです」



高野 洸(以下、洸)「音の面でも今までのドリ5の曲にはなかったような、最近流行っているリズムが入ってるんですよ。だから、すごく新しい感じだなって思って、皆さんに聴いてもらうのが楽しみでした。それに歌詞も今、優乃が言ったように、自分達のことが描かれていて。僕らも次のステップへ行かなきゃいけない時期だと思うので、そういう意味でも、すごく歌詞を意識して歌ったり踊ったりしていますね」

ことり「もうライブでも披露したんですけど、お客さんも、この曲がすごく好きって言ってくださる方が多いんですよ。一緒に歌って踊るというよりは、見せて聴かせるタイプの曲なので、中にはノリたくてウズウズしている方もいらっしゃいますけど(笑)。でも、“いいね!”って言ってくださる方がたくさんいるのは、とても嬉しいです」

──その“見せる”という意味で、ダンスのポイントになっているのはどの部分?



桃奈「サビに“DokuDoku!って”っていうところがあるんですけど、そこの音ハメがやっていても気持ちいいし、見ていても面白いんじゃないかと思います。振り的には胸を叩いていて、そうすることで自分の意志を自分に言い聞かせている感じ。分かりやすい振りなので、より歌詞の意味が伝わるんじゃないかと思います。それと間奏のところに5人のユニゾンのダンスがあって、結構ガッツリ踊っています。そこは、まさに“見せる”っていう感じのダンスになっているので、ぜひ注目してほしいです」

ことり「間奏は、もう完全に桃奈と洸と優乃の見せ場だと思います。あとサビの振りも、美思と私は少し抑えめなダンスなんですけど、他の3人はもっとガツガツ踊っているので、そういう変化も面白いと思いますね」

洸「間奏は結構ハードで、僕はフロアも使ったりしているんです。でも、サビのあとの部分は、見てくださる皆さんもマネしやすいと思います。そこはずっと行進をしてるみたいなアップダウンの繰り返しで、手だけ動かす感じですから、ライブの時にどうしても踊りたいっていう人には、そこがオススメです(笑)」

優乃「今回は新しい振付師さんが振りを作ってくださったんですよ。それもあって、今回はストリートダンス! っていう感じになってます。しかも、5人の立ち位置も移動が多くて、すごく変わるんです。だから今までとはだいぶ違うし、1曲の中で変化があって、見ていて飽きないと思いますね」

──楽曲的にも振付的にも攻撃的でカッコいいよね。歌詞の面でも、自分達にピッタリっていう意見が出ていたけど、それぞれ個人的に共感する部分はある?



ことり「私はBメロですね。この曲は全体的に聴いている人に問いかけてる感じなんですが、特にそれが出てるのがBメロだと思うので。だから私自身ここを歌うたびに、自分の本当の気持ちを確認したり、どんどん今の自分を超えていかなきゃって思えたりするんです」

美思「サビに“こんなモンじゃないんだ”っていうフレーズがあるんですけど、そこには、自分はもっと真っ直ぐ進みたいんだよ! っていう意志がある感じがして、私はすごく好きですね。この曲にもありますが、私自身も自分で限界を決めて終わらせちゃったりすることがあったんですよ。でも、本当はそれじゃダメだと思うので、これからは、まぁいいかじゃなく、その壁を越えられるように頑張ろうと思います」

桃奈「私はタイトルにもなっている“Break Out!”っていう部分に、この曲の全部の意味が詰め込まれている気がします。やっぱり自分で自分の殻を破っていかないとダメじゃないですか。だから、この言葉を言うだけで自分に自信がつくんです」

優乃「私は今までライブが終わったあととか、“あぁ、もっとこうすれば良かったな”って落ち込むことがあったんですよ。でも、この曲の“振り返らずに次のステージへ”っていう部分を聴いて、そのポジティブさに刺激を受けました。失敗した時は、どうしてもマイナス方面に行っちゃうんですけど、それじゃあ前には進めない。反省しつつも、次のことを考えるようにしなきゃダメだって、この曲に教えられました」

洸「僕がその通りだなって思っているのは、サビのあとの“限界はなくしてしまえばイイ”っていう部分。限界があるせいで、行動が小さくなっていると思うんですよ。だったら、逆に限界なんてないんだ! って考えれば、もっと上に行ける。だから、僕自身そういう気持ちでやっていきたいなって思っています」

──今の時期は新しい環境に入って、色んな壁を感じている人も多いはず。そういう人が『Break Out』を聴いて、目標に向かって突き進む気持ちになってくれるといいですよね。

5人「はい!」



※続きは月刊Songs5月号をご覧ください。

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