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アーティスト・コンセプトの“DANCE”とサイコロの“DICE”を掛け合わせて“Da-iCE”。メンバー5人にファンを加えた“6”で初めて1つのアーティストになるという思いを込め、2011年に活動を開始したダンス&ボーカル・グループだ。クラブからスタジアムまで、年間100本にも及ぶライブを展開しながらそのスキルを磨き上げてきた5人。2ndシングル『TOKI』はインディーズ時代からファンに愛されてきた楽曲で、4オクターブを誇る2人のボーカリストの力強い歌声が印象的なナンバーだ。メンバーを代表して、パフォーマーの工藤大輝と和田 颯に聞いた。
Photo:笹原良太 Text:山田邦子

──本誌初登場となりますので、まずはグループ結成のいきさつから聞かせていただけますか?



工藤大輝(以下、工藤)「もともとシンガーやダンサーとして別々に活動していたのですが、今のマネージャーから“新しいグループを作りたい”ということで声をかけられたのが僕らなんです。オーディションとかじゃなく、本当にたまたま、偶然声をかけられた5人で」




和田 颯(以下、和田)「ダンスのジャンルだったり、振付師はこういう方にお願いしようと思ってるっていうのを聞いて、まさに自分がやりたいと思っていた方向性のものだったので、“これは絶対にやりたい!”と思いましたね」

工藤「そう。伝えられたイメージが明確だったからね」

──今日はグループを代表してお2人に来ていただきましたが、ボーカルの花村想太さんと大野雄大さん、パフォーマーの岩岡 徹さんについても聞かせていただけますか?



工藤「ボーカルの2人はちょっとアホですね(笑)。雄大はお笑いが好きだったりして、ムードメーカー的な存在でもあるんです。声質はオーソドックスだけど、曲の中でしっかりスキルが見えてくる。守備力、高いです。で、逆に想太はいじられ役。でも、一度聴いたら忘れられないような声の持ち主で、攻撃力がすごいですね」

和田「甘いですね、声がすっごく」

工藤「徹は僕と同い年の最年長組。縁の下の力持ちというか、すごく落ち着いてる」

和田「イケメンです!」

──結成からこれまでは、かなり厳しい道のりだったとうかがっていますが。

工藤「僕らは予算ゼロで始まったんですよ。ライブもお客さんが5人ぐらいとかから始まっているので、コツコツ増やしていくしかなかったんです」

和田「メンタル面はすごく鍛えられましたね。アウェーな場所でもたくさんやってきたので」

工藤「大きなメディアの力を借りて、いきなりドーンとメジャー・デビューして、すごいPV作ってとかじゃなかったので、そのコツコツ感は自信に繋がったかなと思いますね。ドーンといってる人達のことをうらやましいと思ったこともありましたけど、僕らはコツコツいくしかなかったので」

和田「でもちゃんと、一歩一歩階段を昇ってこられましたからね」

──じゃないとメジャー・デビュー曲をファンのみんなの投票で決めるなんてできなかったと思いますよ。コツコツやってきたからこそ、みんなその過程を共にしながら応援してきたわけですからね。

和田「本当にありがたいですね。嬉しいです」

──待望の2ndシングル『TOKI』も、すでにファンの皆さんにはおなじみの楽曲だそうですね。

工藤「インディーズの中期ぐらいからやっていた曲なので、満を持してのリリースって感じですね。実は、デビュー曲をファンの方に決めていただく投票企画を行なった際、この曲が次点の2位だったんですよ。メジャー・デビューという意味では『SHOUT IT OUT』がいいということでしたけど、いい曲っていう意味ではきっとこの曲のほうが上回っていたような気がしますね」

──歌詞はタイトル通り、時や時間というものがテーマになっています。



工藤「実はカップリングの『SIGN』もそこがテーマになっているのですが、『TOKI』は自問自答で自分を奮い立たせるとか、自分自身の葛藤というものが描かれています。逆に『SIGN』は他人に対して自分達がどうしてあげられるか、そういう視点の違いがあるんですよね」

和田「同じテーマでも見え方が違うというか」

──連動する世界観を持った2曲なんですね。

工藤「はい。『TOKI』をシングルにすることは決まったんですが、カップリングはまだ決まっていなかったんですね。その時にちょうどLAに行くことになっていたので、向こうで何曲か作る時に、こういう世界観のこういう曲調のものも作りたいっていうことをあらかじめ伝えて、一緒に作ったんです」

──もうちょっと具体的に聞かせてもらえますか?



※続きは月刊Songs5月号をご覧ください。

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