ミゲル |
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──(本誌4月号の楽譜を見入るミゲル君)。楽譜、興味ありますか?
「はい。ピアノを弾いているので、見ることはありますよ」
──音楽は小さい頃から好きで聴いていたそうですね。
「ハイ! もともとおばあちゃんがランショというポルトガルの伝統芸能をやっていたのですが、僕も一緒に歌い始めたのが最初です。いわゆるポップスみたいなものを聴き始めたのは12歳ぐらい。ラジオから流れてくる人気のバンドとかに興味を持って、色々聴いていました。ボン・ジョヴィはその頃から好きだったのですが、去年リスボンでライブを見たんですよ。あれは本当に楽しかった!でも、歌手としてステージでの振る舞いとかお客さんの楽しませ方とか、色々勉強になるところもたくさんありましたよ」
──さすが、プロフェッショナル!
「アリガトウゴザイマス(笑)」
──ミゲル君が、自分もステージで歌いたいと思ったキッカケは?
「もともと歌手になりたいと思っていたわけではないんですよ。みんなもそうだと思うけど、バスルームで好きな歌を歌ってるくらいで、両親もそんなに歌えるとは思ってなかった。だって、家で歌ったりする時はついふざけちゃったりするでしょう(笑)? でも、親戚の集まりか何かで僕がちゃんと歌っているのを聴いたいとこが、オーディション番組に出ることを勧めてくれたんです。そこで優勝して歌手の道が始まりました」
──日本では、おじいちゃんやおばあちゃんからお小遣いをもらえるのが嬉しくて子ども達が歌ったりもしますけど、まさかミゲル君も(笑)?
「ありましたよ(笑)。特におじいちゃんから“こういう曲を歌ってくれないか?”ってリクエストが来て、上手に歌うとお小遣いをもらえました」
──どこの国も一緒みたいですね(笑)。優勝してプロとしてやっていくにあたっては、何か勉強したりしたんですか?
「好きだというのもあって、色んなアーティストの映像をYouTubeなどで見たりはしていましたけど、誰かに教わったっていうことはないんです。優勝後に (ポルトガルで)自分のCDが出せたことは素晴らしい経験で、そのあとに各地でコンサートがやれたことも大きかったですね。色んな場所を回りながら、どうやって歌えばいいのか、ステージでどう見せたらいいのかを学ぶことができたんです」
──その後、“消臭力”のCMのオーディションに合格して日本での活動も始まるわけですが、どんな気持ちでした?