板野友美 |
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──ソロ・デビューから約3年半という月日をかけて、いよいよ1stアルバムが7月2日にリリースされることになりました。板野さん自身、ついに! という気持ちですか?
「そうですね。私自身待ちに待ったアルバムですし、ファンの人からは“早くアルバムを出して”とずっと言われていたので、こうして発売できることはすごく嬉しいです。しかも、過去のシングル曲5曲に加えて、私が自分で選んだカップリング曲4曲と今までにCD未収録だった配信限定曲2曲、新曲も4曲入ってすごく盛りだくさんなアルバムになっているし、どれもシングルにしてもいいくらいな曲が集まってるなって思います」
──『S×W×A×G』というタイトルにも色んな意味があるとか。
「はい。“SWAG”自体“イケてる”とか“あの人、自分を持っているよね”っていう感じで、その人ならではのスタイルやオーラ、ルックスみたいな見えないものを褒める時に使う言葉らしいんですね。でも、それだけじゃなく、“S”には“for Sexy”、“W”には“for Wonder”、“A”には“for Attitude”、“G”には“for Give”っていう意味も込められていて。それは、セクシーで、いい意味で驚きを発信できて、自分だけのスタイルを持っていて、エンターテインメントを与える存在でありたいっていう、私のアーティストとしての思いを表したものになっています」
──なるほど。“驚き”っていう点では、新曲が4曲入るというのもファンの人にとっても嬉しい驚きだと思います。
「しかも、どれも印象的な曲ばかりなので、早く皆さんに聴いてもらいたいですね。ただ、現時点では全部の新曲は完成していなくて、作っている段階なんですよ(笑)。だから、自分自身まだ達成感を感じるまでにはなっていなくて(笑)。でも、自分でもでき上がるのが楽しみですし、いいアルバムになるんじゃないかなとは思っています」
──私達も新曲は、まだ『Crush』1曲しか聴けてないのですが(笑)、今までにないタイプの楽曲だし、全体的にすごく幅広い内容になっていますよね。
「シングル5曲、全部タイプが違いますからね。それにシングルのダンス曲はR&B調だったんですけど、新曲のダンス曲はR&Bじゃなく、どっちかというとヒップホップやEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)系なんですよ。ダンス系っていってもジャンルが違うので、シングル曲と新曲を続けると、全然つながらない感じになっちゃうんですね。それでカップリング曲を間に挟んで、最初はR&B調の曲で始まって、途中で明るい曲やバラードがあり、最後は新たな挑戦をしたこれからの私っていう意味でEDMやヒップホップで終わるっていう流れにしてみたんです」
──あぁ、曲順も板野さんが決めたんですね。
「はい。新曲4曲も、全部トラックから私も一緒に考えて作らせてもらっています。私は“もっとこうしたい!”っていう気持ちが強いので、結構メロディーやトラックの変更が多いんです。妥協しないでやってますから、その分、時間はかかるんですけど、レコーディングが終わってトラックダウンする時には、やっとできた! っていう気持ちになりますし、曲への思い入れも深いですね」