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気持ちも身体も開放的になる“夏”を先取り! moumoonの新作『ICE CANDY』は、『Sunshine Girl』『Chu Chu』『Jewel』など“夏”をイメージした楽曲をコンパイルしたサマーソング・アルバム。3月から6月にかけて全国ツアー「FULLMOON LIVE TOUR 2014 〜LOVE before we DIE〜」を行なうなど、ライブモードに入っている2人に聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:森 朋之

──ニュー・アルバム『ICE CANDY』は、夏をテーマにしたサマーソングを集めた作品。実は夏らしい曲も多いですよね、moumoonは。

KOUSUKE MASAKI(以下、MASAKI)「そうなんですよね。最初の頃は全然なかったんだけど…」

YUKA「なぜか、秋とか冬に曲を作ることが多かったからね。寒い時期ってどうしても感傷的になるし、そうすると切ない曲になっていくっていう(笑)」

──夏のイメージは『Sunshine Girl』(2010年5月/資生堂アネッサCMソング)がキッカケ?

MASAKI「そうかもしれないですね。気が付けばけっこう夏っぽい曲が増えていて、今回も“どれを選ぼうか?”みたいな感じになって」

YUKA「『SPARK』(2010年7月のミニ・アルバム)の時も“夏でしょ!”っていうテンションで作っていたし。今回の選曲に関しては、まず“初めて聴く人にも伝わりやすい”ということ。あとはお出かけする時だったり、ドライブの時にも楽しめるようなものがいいなって。私達が一番イメージしていたのはライブだったんですけどね。ライブ会場の雰囲気だったり、ステージから見るお客さんの表情が想像できるような曲というか。その方向性が決まってからは、わりとすんなりいきましたね」

──3月から6月に行なわれた全国ツアー(「FULL MOON LIVE TOUR 2014 〜LOVE before we DIE〜」)もそうですけど、最近はかなりライブに重点を置いている印象もありますね。

YUKA「うん、そうなんですよね。ライブの中で楽しくmoumoonを見せるにはどうしたらいいだろう? って考えることも増えているんですよ。例えば曲の制作にしても、その曲の世界観にグッと集中しながら作るのもいいんですけど、ライブに足を運んでくれるお客さんの反応をイメージすることも大事だなって。前作のアルバム(『LOVE before we DIE』/2014年1月)もまさにそういう作り方をしていたんです」

MASAKI「そうだね」

YUKA「ステージの上で感じることって、すごく新鮮なんですよね。特に今回のツアーは4人だけで回ったし──今までは6人編成でけっこう豪華な作りだったんですよ──“この丸裸の状態で何ができるんだろう?”ということをすごく考えて。“この音はしっかり鳴らしたい”ということも見えてきたし、楽曲の骨組みをしっかり捉えた上で表現できたんじゃないかなって。そうすることで、さらにライブが楽しくなってきたんですよね」

MASAKI「『Jewel』(2014年5月にリリースされたニュー・シングル)もライブを意識して作っていたんですよ。クラップと歌だけになるパートがあるんですけど、それも“お客さんがクラップしてくれたらいいな”って思っていたので。ただ盛り上がるだけではなくて、その情景がキレイに見えたらいいなっていう気持ちもあるんですけどね」

YUKA「うん」

MASAKI「サビはバーンと広がる感じがあって、きっと分かりやすいと思うし」

YUKA「私としては“バカになれる曲がほしい!”って思ってたんですけどね(笑)」



※続きは月刊Songs7月号をご覧ください。

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