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早くも5枚目となる塩ノ谷 早耶香のニュー・シングル『Like a flower』が完成した。どちらかというとバラードを切なく歌い上げるタイプの曲が多かったが、今回は思わず体が揺れてしまうようなビート感が印象的なポップチューンだ。シンガーとしての彼女の今をリアルに伝えながら、作品ごとに高まっている表現力が存分に感じられる本作。カップリングについてもじっくりと語ってくれた。
Photo:秋倉康介 Text:山田邦子

──新曲『Like a flower』はリリース前からライブでも歌われていたそうですが、この曲が加わるとずいぶんライブの感じも変わったんじゃないですか?

「そうなんですよ! 今まで切ないバラードが多かったので、ライブも結構しっとりした空気感だったんですね。すごく真剣に聴いてくださっているし、涙を流している方もいたりして。でもこの曲が入るだけでみんな手拍子してくれたり、ハジけるような笑顔になってくれるんです。雰囲気がパッと明るくなりますね」

──塩ノ谷 早耶香というアーティストの新たな魅力が引き出されたような1曲ですよね。



「ありがとうございます。今回は“素”の部分というか、ありのままの私を皆さんに届けられたらいいなと思っていたんです。ネガティブな気持ちになっちゃう時もあるけど、基本はポジティブだと思っているので、曲の面でもそういう明るさが表現できたらなと思ったんですよ。20歳にもなったことですし(笑)」

──3月で20歳になられましたが、何か変化はありました?

「これまで以上に責任感が強くなりました。今回の作品ではジャケ写とかMVとかも含めて、かなり自分の意見を言わせていただいているんですね。だからこその責任感もありますし、周りの方も“大人”として見てくれるようになったので、自分というものがより明確に持てるようになってきた気がしています」

──この曲はメイクアップの香水「SOMETIMES JOURNEY」のイメージソングにもなっていますが、香りも“大人”の自己表現のような気がします。



「そうですよね。“旅に出る”というコンセプトの香水なんですが、この曲もどこかに出かけたくなるような明るくて爽やかな曲。香りって女性の味方というか、ちょっと気分が上がったり、自信を与えてくれたり、個性を表現できたりするじゃないですか。自分自身の花を咲かせよう、笑顔を見せてっていうこの曲のメッセージともピッタリだなと思いますね」

──そしてもう1つ、映画『超高速!参勤交代』の主題歌でもあるんですよね。

「映画館で自分の曲が流れるって本当に嬉しいなと思いました。ひと足先に拝見したんですけど、ストーリーに集中しすぎちゃって、イントロが流れてきたところでビックリ(笑)。笑えるところもたくさんあるんですけど、人情味溢れていて、作品に込めたメッセージがちゃんと伝わる映画でした」



※続きは月刊Songs7月号をご覧ください。

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