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2004年に全国発表され、インディーズながら30万枚の大ヒットとなった名曲『青いベンチ』。そのリリースから10年となる今年、サスケは再結成し、アルバム『sasuke』を完成させた。『青いベンチ-10th Anniversary-』を含む全12曲。解散からこれまでの歩みの中で生まれてきた楽曲はどれもサスケらしいエッセンスに溢れ、かつ、今だからこそ歌えたという等身大の思いが綴られている。2人は解散からこれまでのこと、そしてこれからのことをざっくばらんに語ってくれた。
Photo:笹原良太 Text:山田邦子

──アルバム発売を直前にした今の気持ちはいかがですか?



北清水雄太(以下、北清水)「実は2004年にリリースした『Smile』がミニ・アルバムだったので、オリジナルのフル・アルバムはデビュー以来初めてなんですね。しかも、解散から5年間それぞれの道を歩んできて、再結成後1発目のアルバムでもある。発売が本当に楽しみです」

──再結成はすごく自然な流れだったそうですね。

北清水「そうなんですよ。僕ら高校からの同級生なので、サスケが終わったところで友人としては何も変わらなかったんですね。一緒にライブを見に行ったりもしてましたし。で、去年ふと“来年は10周年だね”って話になって。たまたまある企画で“サスケとして出てくれないか”というお話をいただいていたのですが、それが流れてしまったこともあり、“じゃあ俺達だけで何か考えてやろうよ”って、最初はそれだけだったんです」

奥山裕次(以下、奥山)「せっかくだしってね。その時は単発で考えていたんだけど、話をしていくうちに“再結成…どうなの??”ってことになって」



北清水「だったら本腰入れて、きちんとやろうかと。でも一番大きかったのは環境ですよね。今の事務所とかスタッフは、夢を同じくしてやっていこうっていう昔からの仲間、チームなんです」

──そうだったんですか。

北清水「『青いベンチ』はリリースから10年も経っていますけど、合唱コンクールでいまだに歌ってくれてたり、カラオケの履歴とかでも毎回入ってたりしていて(笑)。自分達の力じゃないところで、みんなが10年かけて曲を育ててくれたんだなっていうのは、当たり前だけど、デビューの年でも解散の年でも感じられなかったことなんですよ。これが後押しの一番の力でしたね」



奥山「うん、そうだね」

──テゴマスがカバーしたことで、グッと下の世代にもまた広がっていきましたからね(※2011年2月にシングル・リリース)。

※続きは月刊Songs9月号をご覧ください。

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