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昨年8月に『夏の夜』でメジャー・デビューして以来、表現力豊かな歌声と強い意志を感じさせるメッセージ性の高い楽曲で着実にファンを増やしてきた片平里菜。デビューから1年、ついに1stアルバム『amazing sky』が完成した。アルバムに込めた想い、この1年間の活動を振り返ってみた今の心境、そして今後の展望について語ってもらった。本誌では7月に行なわれたツアーファイナルのレポートも掲載!
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:田中隆信

──メジャー・デビューから1年、ついに1stアルバム『amazing sky』がリリースされましたね。



「はい。アルバムを出したいとずっと思っていたので嬉しいです」

──100曲以上の楽曲のストックがある中で、どういう基準で13曲を選びましたか?

「18歳の時に音楽活動を始めて、これまでの約4年間で曲を作りためてきたんですけど、その中で“何が1stアルバムにふさわしいかな?”って考えた時に、ライブでよく歌ってきた曲や10代の頃に作った曲は絶対入れたいなって思ったんです。10代の頃の想いを綴ったアルバムにしたいと思いましたし、若い子達に響く作品になったらいいなと思って、この13曲にしました」

──音楽をやり始めてから現在までの集大成的な作品になっているわけですね。

「そうですね。これまでの歴史が感じられる1枚だと思います」

──“10代”というのが重要なテーマになっているのが収録曲からも感じられますね。『tiny room』とか『teenage lovers』とか。

「そうですね。『tiny room』は10代の頃に“中学生の時の自分”を思い出して書いた曲です。学校に通って、部活をやって、家に帰って…っていう普通の生活を繰り返していたんですけど、学校にいても自分の気持ちをさらけ出すことができないし、家でも親に素直に甘えられる年齢ではないし…。中学生ってちょっと多感な時期で反抗期でもあったりするんでしょうけど、私もその頃は自分の部屋に逃げ込んで音楽を聴いたり、未来の構想を練ったり、歌ったりするのが一番好きでした。そんな冴えない日々に過ごした自分のちっぽけな部屋の話です」

──誰もが通る時期ですし、共感できる部分が多いなって感じました。



「はい。『teenage lovers』を作ったのは今年に入ってからなんですけど、10代に寄り添ったタイトルでもありますし、そこまで主張の強くない穏やかな曲なので、こういう曲がアルバムに1曲入っていてもいいんじゃないかなって思って入れました。アレンジはコトリンゴさんにお願いしました」

──すごくいいですね。穏やかで優しい曲なので、この曲が入っていることでアルバムの幅もより広がったような気が。



「うん。私もこういう曲、すごく好きです」

※続きは月刊Songs9月号をご覧ください。

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