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ニコニコ動画内の“歌ってみた”へ投稿した数多くの動画が、再生回数ランキングで1位を叩き出す話題のボーカリスト、天月 -あまつき-が本誌初登場! 満を持してアルバム『Hello, World!』でメジャー・デビューを果たした彼に、独自の世界観と、歌う喜びをたっぷり語ってもらった。さらに、本誌ではそのリリース直後に行なわれたイベントライブの様子もレポート。新時代を担う新星ボーカリストに目が離せなくなりそうだ。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:常川めぐみ

──まず天月 -あまつき-(以下、天月)さんが、“歌ってみた”などの動画サイトに投稿するようになったキッカケから教えてください。



「昔はやりたいことも夢もなく、毎日をボーッと過ごす生活を送ってきた人間だったんです。そんな中で、ネットが好きでよくサーフィンしていたんですけど、その時にニコニコ動画というものを知りました。すると、VOCALOID(※歌声合成技術およびその応用ソフトウェアのことで、メロディーと歌詞を入力するとサンプリングされた歌声に変換できる。“初音ミク”が代表的)を使って作った楽曲やJ-POPをカバーする“歌ってみた”というカテゴリーが活発化してきて。僕は音楽も大好きで、歌うことに憧れがあったので、歌唱動画の投稿を始めてみた感じですね。ずっとVOCALOID曲を歌っていました」

──誰でもカバーできるシステムになっているんですか?

「できます。男性が歌うか、女性が歌うか、大人が歌うか、子どもが歌うかで曲の雰囲気が全く変わってくるのが楽しいんですよ」

──動画サイトから飛び出して、ライブ活動もしていらっしゃいますが、人前に出ようと思ったのは?



「ニコニコ動画で発信している歌い手さんや友人達に声をかけられて、一緒にライブをするようになったのが初めです。たぶん僕1人だったら、人前に出て歌おうなんて考えなかったと思います(笑)。それにネット上の動画の再生回数を見ても、あまりピンとこなかったんですけど、ライブならそこで初めてお客さんと顔を合わせることができる。その喜びを知ったことも、人前に出て歌う1つのキッカケにはなりましたね」

──プラネタリウムでライブをされたこともあるとか。

「そうなんですよ。結構ムチャクチャなことらしくて(笑)。大きい音を出せなかったり、照明も自由には使えないですし、時間も限られているので。それでもすごく好意的に協力してくださったプラネタリウムさんで実現したんですけど、それをキッカケに、今後の夢や目標を広げていける気がしています」

※続きは月刊Songs9月号をご覧ください。

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