大原櫻子 *撮りおろし2ページ |
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──ついに大原櫻子としての1stソロ・シングルがリリースされますね!
「はい! 映画の公開からもうすぐ1年なんですけど、本当にあっという間でした。“MUSH&Co.”としてはもちろん、“大原櫻子(from MUSH&Co.)”としてリリースした『頑張ったっていいんじゃない』(2014年6月)の時も色んな場所でライブをやらせてもらい、たくさんの経験をさせていただきました」
──今回はソロ・シングルのリリースということで、気持ち的に違いましたか?
「全然違いましたね。PVにしても結構自由な感じでやらせていただいて、衣装とかもこれまでのイメージとは全然違うものだし、メガネをかけたり色んな髪型をしたりしているんですね。ギターも替わって、1つ1つが新しくなった感じなんです。ここからまたスタートだなって、そんな気持ちはすごくありました」
──では楽曲についてうかがいたいのですが、これまでと同じく、『サンキュー。』も亀田誠治さんの作品ですね。
「これはいつも感じることなんですが、今回の『サンキュー。』が仕上がってきた時も、亀田さんは本当に私のことを見てくださってるんだなと思いました。“離れていても 並んでいても ちゃんと繋がっている”という歌詞がありますけど、まさにそうだなって(笑)」
──それだけ大原さんの気持ちが反映されていた、と。
「はい。“サンキュー”って“ありがとう”よりもちょっと軽い感じだけど、このひと言を言えるのって、逆にちゃんとしっかり素直に伝えられる人じゃないといけないなと思ったので、強い意志を持って歌おうと思いました。“サンキュー”のほうがより親しみのある言葉だからこそ、歌に乗せて伝えるって難しいんですよね」
──ちなみに、大原さんは感謝の言葉をよく口にするほうですか?
「普段の生活の中で何げなく使う“あ、ありがと!”みたいなのは“サンキュー”に近い感じでよく言うけど、改まった感じの“本当にありがとう”みたいなのはなかなか言わないですよね。身近な人に対しては特に恥ずかしかったりもして。よくドラマの結婚式のシーンとかで“お父さん、お母さん、今までありがとう”みたいな場面があるけど、私はああいうの、まだよく分からないですね(笑)。そういう改まった“ありがとう”じゃなくて、ホントにホントに…!! っていう今の気持ちを伝えないといけないって思うから」
──形としてではなく、心を伝えないといけないわけですからね。
「そうなんですよ。この『サンキュー。』はそういう気持ちを大事にして歌っています。言葉にすると照れくさいことも、真実の思いを込めた“歌”だったら伝えられるでしょう? カラオケで歌ってくれるのももちろん嬉しいけど、卒業式とか結婚式みたいなイベントの時に歌われるような曲になっていくと嬉しいなって思うんですよね」