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DOBERMAN INCからDOBERMAN INFINITYへ、グループ名も新たに活動をスタートさせた彼らが、1stミニ・アルバム『#PRLG』(プロローグ)をリリースする。劇団EXILEのメンバーであり、映画やドラマでも活躍してきた俳優・野替愁平ことSWAYと、「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4」のファイナリストであるKAZUKIを迎え、5人体制で挑んだ本作。これはまだ序章にすぎないという言葉が並々ならぬ自信を伝える、パワフルなデビュー作だ。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──DOBERMAN INFINITYとして初の音源が、いよいよリリースされますね。



KUBO-C「はい。グループにボーカルを迎えるというのはこれまで考えたことがなかったんですが、自分達の次のステップとして、また、スタイルや気持ちも新たに進化していこうと心に決めてやってきたので、こうしてCDという1つの形にできたことはすごく嬉しいことやなと思ってます」

──DOBERMAN INFINITYとして5人体制で新たなスタートを切るにあたって、どんな思いがあったんでしょうか?

GS「キレイな言葉で言うと“無限の可能性に挑戦”なんですけど、1人の人間として、俺自身の発言として言うと、やっぱり成功したいなと思ったんです。DOBERMAN INCとして14年間やってきて、音楽の難しさ、厳しさに直面して自分自身考え込んでしまったことがありました。ですがたくさんの方からヒントをいただき、常に今ある状況を超えていかない限り成し遂げられないものなんだと感じました。そのためにDOBERMAN INFINITYという形に進化したわけなんですが、ヒップホップの精神を持ちつつも、ヒップホップだけにとらわれない唯一無二のグループとして、日本の音楽シーンで勝負できたらなと思ったんです。音楽で夢を掴む、そして音楽でこれから続く人達の夢になる。それが自分達の目指すべきところなのかなと思って頑張っています」

──グループにとっても自分自身にとっても、大きな転機になったと。

P-CHO「そうですね。でも楽しみな気持ちも強くて。新しく加入したSWAYはこれまで役者としての活躍も見ていましたし、KAZUKIは“VOCAL BATTLE AUDITION”でもすごく光っていた存在ですからね。グループの名の通り、無限の可能性を信じて突き進んでいくんだっていう気持ちがどんどん高まってる感じですよ」



──SWAYさんは、半ば直談判のような感じで加入されたそうですね。

SWAY「音楽はもともとやっていたんですが、自分の人生の先でもう1つの武器になればいいなと思って役者をやってきたんです。でも音楽も諦めたわけではなかったので道を探していたところ、大先輩であり、ヒップホップというジャンルで活動しているDOBERMAN INCが、自分にとっての希望に見えたんです。DOBERMAN INCならきっと、このLDH(※所属事務所)から日本のヒップホップというものを盛り上げる存在になるんじゃないかって」

P-CHO「僕らも嬉しかったんですよ。LDHにラッパーって僕らしかいなかったから、EXILE SHOKICHI君の地元のクルーでもあったSWAYが来てくれて。すぐ意気投合したしね」

SWAY「大先輩ですけど、人間(性)がすごく好きなんです」

KUBO-C「みんな仲いいしな」

──KAZUKIさんにとっては、レコーディングやMVの撮影など初めて尽くしの毎日のようですね。

KAZUKI「そうなんです。今回のレコーディングでも全てが初挑戦だったんですが、今まで自分が習ってきたこと以外の大切なものをたくさん学んでいるところなんです。このグループに入らなかったら、一生知ることがなかっただろうなと思えるようなことを。最初は、自分の信じていることや理想があったから“いや、そうじゃない”って完全に信じきることができない自分がいたんですが、そういった意見や考え方と向き合うことで、自分の引き出しが増えていってるんですよね。挑戦というか、一歩ずつですけど勇気を出して踏み出しているところです」

※続きは月刊Songs12月号をご覧ください。

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