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今月17日に初の日本武道館公演に挑むSilent Siren。前作『恋い雪』(2014年12月)から約1か月というスピードでリリースされたニュー・シングルは、どうしても武道館でのライブの前に聴いてほしいというメンバーの強い気持ちが込められた作品だ。タイトル曲は『KAKUMEI』、そしてカップリングはインディーズ時代に発表した『チラナイハナ』のライブバージョン。この2曲に込められた大切な思いを聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──ニュー・シングル『KAKUMEI』がリリースされましたが、デビューの時から色んな話を聞いてきただけに、思わず泣きそうになりました。



ゆかるん「そんなこと言われたら、私達も泣いちゃう」

 





すぅ「嬉しい! 泣きそう!」



あいにゃん「ありがとうございます」



ひなんちゅ「みんな泣きそうになってる(笑)」

──(笑)。ツアーの後半から披露されてきたそうですが、みんなの反応はどうでした?

ひなんちゅ「『KAKUMEI』っていうタイトルを口にすると、ちょっと強そうなイメージを持ってたみたい」

すぅ「そうだね。コンセプトがしっかりしていて、メロディーはキャッチーで、前のめりな曲をたくさん出してきたんですけど、そうじゃなくて、エモーショナルで比喩的な言葉をいっぱい使いながらも、メッセージ性が強い曲になってます」

──先月号のインタビューで、このシングルを初の日本武道館でのライブ前に出すことに意味があるって言ってましたね。



すぅ「去年の11月から始まったツアー(“Silent Siren Live Tour 2014→2015冬 〜武道館へ GO! サイレン GO!〜”)は、うちらの第2章が始まる的なものになってるなと思っていて。そのツアーのファイナルでもある日本武道館って誰もが憧れる場所にもなってるんだけど、武道館でライブをやることが決まっても、初心を忘れることなく進んでいきたいという思いをこの2曲に込めたんです」



ひなんちゅ「前作の『恋い雪』からあまりに早いタイミングでのリリースなんですけど、やっぱり出したかった。この2曲で、このタイミングじゃないとダメなんだっていう、強い思いがこもってるシングルでもあります」

──ライブバージョンで収められているカップリングの『チラナイハナ』は、もともとインディーズの1stアルバム『サイサイ』に収録されていた曲ですよね。

すぅ「はい。この曲を書いた時って、この曲を(作品にして)売りたいと思って作ったわけでもないんですよ。これは初めてサイサイでオリジナル曲をやるって時に、(今も一緒に曲を作ってるクボナオキこと)なおきゃんが持ってきた曲で、“すぅが歌詞を書きなよ”って言ってくれたから、その時の自分の立場とか気持ちを等身大の言葉で書いたものなんです。前向きな曲ではないけど、それでも、散ることなく咲いている花のように前に進んでいけたらいいなという思いを込めました。それが『チラナイハナ』。あれから4年経ったけど、今の自分の等身大を歌ったのが、今回の『KAKUMEI』でもあるんです」

※続きは月刊Songs2015年2月号をご覧ください。


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