http://www.akb48.co.jp/
柏木由紀×小嶋陽菜×高橋みなみ×渡辺麻友×横山由依×島崎遥香×木﨑ゆりあ
柏木由紀と小嶋陽菜の2人がセンターを務めている、AKB48、39枚目のシングル『Green Flash』。切ない失恋のミディアムバラードながら、そこから前を向いていこうとする主人公の姿が印象的だ。ミュージックビデオは、世界で数々の賞に輝いた映画監督、是枝裕和氏が担当。美しい映像とメンバーの迫真の演技が見応え充分な仕上がりになっている。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──今回の楽曲は小嶋さんと柏木さんのダブルセンター。お2人でセンターを務めることになった時は、どんな気持ちでしたか?



柏木由紀(以下、柏木)「私はセンターは初めてで、センターを担当させて頂くことはないだろうなって思っていたんです。でも、今回はすごく曲がいいからという理由で指名頂いたのは嬉しかったですし、小嶋さんと一緒なのも隣にいて頂いて安心できるので嬉しかったです。まだ、あまりセンターという実感はないんですけれど」

小嶋陽菜(以下、小嶋)「今回はあまりセンターという感じはしないかもしれません。でも、今回の曲は少し大人になったような曲なので、このように年上メンバーが選抜されたのかなって思います。だから、いつもと違う魅力を出すことができたらいいなと思います。それに私もゆきりん(柏木)と一緒にセンターに立てるのは嬉しかったです。普段から、今のAKB48の中で、隣にいるのはゆきりんかなって思っていました」

高橋みなみ(以下、高橋)「安心感があります。『希望的リフレイン』(2014年11月)の時は、(渡辺)麻友はセンター経験者でしたけど、(宮脇)咲良に対しては大丈夫かな? って、みんなで見守っていました。今回は2人だから、大丈夫! という雰囲気でした。中心に年配者というか(笑)、キャリアの長い方がドン! といてくれると、やっぱり締まる感じがします」

横山由依(以下、横山)「存在もそうですし、曲を聴いていても安心感があります。小嶋さんも柏木さんも、すごくいい声で、私は2人の声がすごく好きなので、歌番組の時とかも、聴くのを楽しんでいます」

──実際、お2人の声を生かした、とてもキレイな楽曲になっていますよね。

高橋「久し振りのミディアムバラードです。秋元(康)さんが『緑の光線』というフランス映画がすごく好きで、それが題材になっていると聞きました。“グリーンフラッシュ”というのは、日本でも見られるところがあるんですけれど、夕日が沈む間際に一瞬輝く緑の光のことで、それを見ると幸せになれるらしいんです。それと失恋を重ねて、どんなことがあっても前向きに生きていこうよという曲になっています。『夕陽を見ているか?』(2007年10月)のアンサーソングみたいなところもあるんじゃないかなと私は思っています」



柏木「小嶋さんも言ってましたけど、この時期にリリースする“卒業ソング”より、ちょっと大人っぽい感じの曲だなと私は思いました。今の季節の曲で“桜”っていう言葉が入っていないのも珍しいです」

小嶋「すごくいい曲だなと思います。イントロからAメロまですごいキレイな音です」

高橋「それはラップ部分は違うっていうこと?(笑)」

小嶋「だってビックリしたんだもん(笑)。最初に秋元さんから今回センターで、と指名して頂いた時、“歌がいい曲だから(柏木さんと)2人で歌ってください”って言われたんです。“リクエストアワー”の楽屋でみんなで聴いたのですが、うわ〜、すごくキレイな曲って思ったんですけれど、Bメロが全部ラップになっていてビックリしました(笑)」

※続きは月刊Songs2015年4月号をご覧ください。

X Close

Topページを開く