http://unison-s-g.com/
今年最初のシングル『シュガーソングとビターステップ』は、TVアニメ『血界戦線』のエンディングテーマ。一筋縄ではいかないいびつさと、とびきりのポップさを兼ね備えた、UNISON SQUARE GARDENらしさ全開の自信作だ。さらに7月22日には、ライブの人気曲に再録音や新曲も加えたバンド10周年記念アルバム『DUGOUT ACCIDENT』をリリースし、7月24日には初の日本武道館ワンマン公演が待っている。結成10周年の盛り上がりの頂点へ、バンドの勢いはさらに加速していく。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:宮本英夫

──今回の曲はアニメのための書き下ろし、ですか?

田淵智也(以下、田淵)「そうなんですよ、ありがたいことに。監督がめちゃくちゃこだわりの強い人で、エンディングの絵がもう頭の中にあるから、“それに合う曲を探している”ということで僕らを選んでくれて。昔の曲の中から“こんな感じで書いてほしい”と言われたのが、1stアルバム(『UNISON SQUARE GARDEN』/2009年4月)に入っている『等身大の地球』という曲だったんです」

──シングルではなく、アルバムの中の1曲を?

田淵「全部聴いてくれたんですよ。すごいなと思いました。何ならその曲を使いたいという感じだったんですけど、そうもいかないから、“すぐに作ります”と(笑)」

──そのぐらいはっきりとイメージを伝えてもらえば、作りやすいですか?

田淵「オーダーがあったほうが作りやすいです。というか、助かります(笑)。“こういうのを作ってほしい”というものが入ってくると、新しい扉が開いたりするので。すごくありがたいと思いますね」

──斎藤さんが、田淵さんの作った曲を聴いた第一印象は?

斎藤宏介(以下、斎藤)「いい曲だなと思いました。今までシングルで出したことのない曲調だったので。4つ打ちで16ビートの感じというのは、アルバムではやってたし、ライブで人気のある曲もあるんですけど、どうしてもシングルを出すとなると、失敗できないからかしこまってしまうところがあって。思い切ったことや寄り道みたいなことは、何かキッカケがないとできないので、いいキッカケをもらったと思います」

──歌については?

斎藤「歌は……めっちゃ難しいです(笑)。自分がいつも思うのは、音数の多さとキメの多さ、キレと小回りの良さがUNISON SQUARE GARDENの武器で、年々研ぎ澄まされてきているところだと思うんですよ。そこと、自分の中にある“歌の表現をこうしたい”という確かなものと、両方ともできるようにというのは、常に考えていることで。それを考えながら少しずつ組み立てていくのが、楽しかったりします」

※続きは月刊Songs6月号をご覧ください。

X Close

Topページを開く