http://www.mimimememimi.com/
シンガーソングライターの“タカオユキ”(声優としても活躍中!)、イラストレーターの“ちゃもーい”による新世代視聴覚ユニット、みみめめMIMI。話題のTVアニメ『山田くんと7人の魔女』のエンディングテーマとしても話題を集めているニュー・シングル『CANDY MAGIC』は、アニメの世界観に寄り添いつつ、“青春時代の輝き”“時間の儚さ”というテーマを描いた極上のポップチューンに仕上がっている。昨年8月にリリースした1stアルバム『迷宮センチメンタル』以降、ライブ活動に力を入れることで「1人1人の人にしっかり曲を届けたいと気持ちが強くなった」というタカオユキに、今回のシングルについて語ってもらった。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:森 朋之

「(本誌を手に取って)この楽譜を見て、ピアノ弾いてました! 最近は自分の曲ばっかり弾いてるから、これを機にカバーもやってみようかな…。自分のテンポで歌えるのが弾き語りの良さですからね」



──みみめめMIMIの曲もピアノの弾き語りに合いそうですよね。では、ニュー・シングル『CANDY MAGIC』について聞かせてください。新曲のリリースは1stアルバム『迷宮センチメンタル』以来、約10か月振りですね。

「久し振りに、満を持してのリリースです(笑)。アルバムを出したあとは、ライブ活動に力を入れていたんです。それまでは全くライブをやってなかったし、自分の顔も出してなかったんですけど…」

──CDジャケットやミュージックビデオなどに登場するビジュアルは、ちゃもーいさんが手掛けるイラストでしたからね。

「だから、ファンの皆さんとの間に少し距離があったんですよね。私自身も“音楽をやっている自分”“声優をやっている自分”“みみめめMIMIとしての自分”などのバランスが上手く取れてなくて、葛藤みたいなものも感じていて。自分が伝えたい音楽って、どんなものだろう? と迷っていたし、それが『迷宮センチメンタル』というタイトルにも繋がったんですよね。でも、ライブを始めてからは迷いがなくなってきて」

──オーディエンスと対面して音楽を届けることが、1つのキッカケになった?

「そうですね。アルバムまでは自分と向き合いながら、暗いところ、ネガティブなところもありのままに表現してきて。最近は“聴いてくれるお客さんがいるからこその、みみめめMIMIなんだ”ということに気づけたし、そのおかげで曲作りも変わってきたんですよ。“お客さんと一緒に盛り上がりたい”と思って曲を作ったり。『CANDY MAGIC』もライブで楽しめる曲にしていきたいですね」

──『CANDY MAGIC』は、タカオユキさんも声優として参加しているTVアニメ『山田くんと7人の魔女』のエンディングテーマ。



「もともと原作が好きでずっと読んでいたんですよ。高校を舞台にした学園モノなので、一瞬の輝きというか、キラキラした青春を曲に込めたいなという思いがあって。あと、主人公の白石うららちゃんの気持ちになって、自分の妄想を膨らましている部分もあるんですよ。キャンディの包み紙に“すき”って書いて、それをポケットにいれるっていう歌詞があるんですけど、それはまさに私の妄想です(笑)。“ひとり逃げ込む 図書館の裏で”という歌詞もそうですね。私も同じような経験があるし」

──自分自身の青春時代の思い出も重なってる?

「どうなんだろう? ……もちろん、曲を書いている時は思い出しましたけどね。私は女子高だったんですけど、“軽音楽部で練習したなー”とか。その頃って、すごく繊細じゃないですか。昨日まですごく仲良くしていても、ちょっとした一言で人間関係がおかしくなったり、“私、何か言っちゃったかな”って気になってしまったり。大人になったら“自分は自分”って気にしなくなるんですけどね」

──敏感な時期ですからね、やっぱり。高校時代はすでにデモテープをレコード会社に送ったり、オーディションを受けてたんですよね?

※続きは月刊Songs7月号をご覧ください。

X Close

Topページを開く