May J. *撮りおろし4ページ |
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──新曲『Sparkle -輝きを信じて-』はNINTENDO 3DS「ディズニー マジックキャッスル2」のテーマソング。映画『アナと雪の女王』に続く、ディズニーとのコラボレーションですね。
「そうなんです! このゲームは世界中の方が楽しんでいるので、海外の方にも聴いてもらうことを意識しながら作りました」
──とてもドラマティック、ファンタジックな雰囲気を持った楽曲ですよね。ディズニーの世界観をしっかり感じさせつつも、May J.さんの楽曲としても成立していて。
「ありがとうございます。私自身もディズニーの音楽が大好きで、子どもの時から聴いたり歌ったりしていましたからね」
──歌詞はMay J.さんが手掛けていますね。
「まず英語で書いて、そのあとに日本語にしました。“輝き”“きらめき”、あとは“自分が主人公”という要素を入れてください、というオーダーがあったんですよ。ゲームには英語バージョンが使われるということだったので、歌詞も世界中の方が共感できるものにしたくて。“夢は叶う”というメッセージを中心に、ネガティブなものは一切入れていないですね。導入から最後まで夢の世界にいられるような曲だと思うんですけど、聴き終わったあとは“現実でも夢を叶える!”という気持ちになってもらえるんじゃないかなって。ディズニーって色んな人が色んなふうに解釈していますけど、私は“全ては自分の心次第”というメッセージが大切だと思っているんです。“奇跡をじっと待つのではなくて、それを自分で起こすんだ!”っていう。私自身もそういう考え方が好きなんですよね」
──May J.さんも、まさに自分自身でシンガー、アーティストとしての道を切り開いてきたわけですからね。
「たくさんの方々のおかげなんですけど、小さい頃からディズニーの曲を歌いたいと思っていて、去年、“アナ雪”でその夢が叶って。すごく嬉しかったんだけど、その後、想像もしなかった色んな反応もあったんです。傷ついたり、ツラいこともあったけど、でも、音楽には人を笑顔にする純粋な力があるというのは確かだし、私の歌で“勇気をもらった”“元気になれた”と思ってくれる人がいる限り、ずっと歌っていこうって。『Sparkle』ができたことで、そのことを改めて感じましたね」
──レコーディングの時も、やはり気合いが入った?
「はい。歌うのは大変でしたけどね。生のオーケストラが入っていて、今までの曲の中でも一番音数が多いんですよ。すごく豪華なサウンドなので、その音圧に負けないような声の存在感が必要なんですよね。でも、強く歌えばいいというわけではなくて、物語を語り掛けるように歌っているところもあるし。サビは“運命は自分で切り開く!”という強い意識を込めて歌っているし、表情の変化を感じてもらえるんじゃないかな」
──この先、コンサートなどで歌う機会も増えそうですね。
「そうですね。この曲のためにドレスも作ったんですよ。ミュージックビデオもドレスだし、テレビでも違うバージョンのドレスを着る予定なんです。私もすごく楽しみですね〜。ぜひ、小さい子ども達にも聴いてほしいですね。今年のツアーでも感じたのですが、楽しそうに聴いてくれる子ども達の顔を見ると、私自身もすごく嬉しいんです。小さい頃に聴いた曲ってずっと残ると思うし、成長していくにつれて大きな意味を持つこともあると思うんですよ」