http://ars-magna.jp/

神生アキラ&泉奏×miyake(mihimaru GT)


原作を舞台化する2.5次元の概念を覆し、アニメ(2次元)の世界と現実(3次元)の世界とでリアルタイムに存在する、まさしく“2.5次元”コスプレダンスユニット、アルスマグナ。“早送りダンス”と呼ばれる、高速で展開する独特なパフォーマンスが大きく注目を浴び、現在、人気急上昇中! その楽曲を制作しているのがmihimaru GTのmiyakeだ。今回は彼と、パフォーマーであるアルスマグナの神生アキラ、泉奏との2Aコンビで本誌初登場!! 貴重な制作エピソードと、ニュー・シングル『ひみつをちょーだい』をテーマに、互いに対するアツい想いを語ってくれた。
Photo:藤城貴則 Text:恒川めぐみ


──インタビューにmiyakeさんが加わるのは初ですか?



miyake「初めてです。ついしゃべりすぎちゃうから、あまり出すぎないようにしないと(笑)」

神生アキラ(以下、神生)「いやいや! いいじゃないですか(笑)」

泉奏(以下、泉)「今日は、ほぼmiyakeさんに前に出ていただくということで」

miyake「ダメでしょ(笑)。やっぱりアキラと泉にメインで話してもらわないとね」

──よろしくお願いします(笑)。現在、アルスマグナの楽曲制作を担っているmiyakeさんですが、どんな出会いだったんですか?

miyake「昨年リリースした『クロノス学園 1st step 「Q愛DANCIN'フラッシュ」』というCD付きのDVDの楽曲制作から関わっています。元を正すとmihimaru GTの時から一緒に楽曲を制作していた仲間から(今作『ひみつをちょーだい』でも共作)一緒に楽曲を作ろうと声をかけてもらったのですが、“アルスマグナのことはちょっと口では説明できない”って言われたんですよ(笑)。なので、最初にライブを見たんですけど…いやぁ、カルチャーショックを受けましたね。“こういう文化もあるんだ!”と思って。そこから彼らには2次元の世界が存在して、“2.5次元”という時空で生きていることも、普段どんな学園生活を送っているのかとか、色々勉強してアルスマグナをイメージしながら楽曲を作り始めました」



神生「今までは僕らが望む楽曲をこちらから提示して作ってもらっていたんですけど、miyakeさんは独自に考えるアルスマグナ像を音楽で提示してくれるんです。僕らが想像し得ない音楽が生まれてくるので、“アルスマグナはこういう可能性も秘めているんだ”って僕ら自身が気づくことが本当に多いですね」

泉「とても刺激になります」

神生「そう。常に新しい刺激ばかりなので、miyakeさんから曲をもらう瞬間が一番ワクワクします」

miyake「嬉しいですね。曲を作る時は単純には終わりたくなくて、例えばアップテンポやコミカルな曲調でもどこか泣けるポイントや感動があったり、オチサビに伝えたいことの神髄がやってくる、みたいなところを僕は一番意識しているし、得意なところでもあるんですね。その波長みたいなものを、歌やサウンド面、そしてパフォーマンスでアルスマグナには継承してほしいと思っていて。そして、次の若い世代へ、新しいカルチャーや新しい音楽として伝えてもらえたら、すごく嬉しいなと思っていつも楽曲を作っています」

──楽曲制作でもっとも大切にしているアルスマグナの魅力はどんなところですか?



miyake「一言では言い切れないんですけど1つ、一番大きなトピックとしては、次世代の音楽の在り方として定着しつつある“映像”“視覚”という付加価値を彼らはすでに持って活動していること。あそこまで息の合ったパフォーマンスは、たぶんワールドクラスで通用すると思うんですよ。さらにメンバーそれぞれにカラーもしっかりあって誰もかぶらない。そういう意味では、たった1曲でも目で見て楽しむ方法が幾通りもあるんですよね。本当に“THEエンターテインメント”なアーティストだと思います。僕が担えるのは音楽・歌の部分だけですけど、その可能性をもっともっと広げて、世界でも勝負できる楽曲を作ってあげたいなと思っています」

※続きは月刊Songs9月号をご覧ください。

X Close

Topページを開く