──ソロデビュー15周年を来年に控え、動きが活発になってきましたね。
「15年間ほとんど活動していないので。アルバムは2枚しか出してませんし、ツアーも2本ぐらいしか回ってないし……。なので、こうやってよくここにいられるなっていう不思議な感じですね。自分はラッキー、ついていると思う。ファンもずっと待ってくれて、支えてくれるスタッフもいるので、そういう全てのものに感謝して、15周年で恩返ししたいです」
──5年振りにシングルがリリースされることが発表になりましたが、何と2枚同時発売です。
「最初は2枚同時リリースの予定ではなかったんですけど、『Time goes on 〜泡のように〜 』の仕上がりが良すぎて。タイアップもついていたので、両方表題曲にしてリリースしようという話になって」
──2枚同時発売は初めてですよね?
「L'Arc~en~Cielでは3枚同時発売がありましたけど、ソロでは初めてです。僕にとっては、仕事量は多少増えるぐらいで1枚でも2枚でも違いはあんまりないですが、ファンにとってはあんまり優しくないかもしれないですけど……」
──皆さん、嬉しいのでは?
「お小遣いのやりくりっていう意味ではあんまり優しくないと思うんですけどね(笑)」
──『Make a Wish』は「イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-」(PlayStation®4、PlayStation®Vitaソフト)のオープニングテーマとして書き下ろされた曲ですが、どんなことを意識されました?
「ゲームの世界観とか設定資料、キーワード的な言葉を箇条書きでいくつかいただいていたので、そういった要素を意識しながら制作した感じです。やはり、ゲームのオープニング曲である以上、そのゲームにある程度イメージを合わせていかないと。ゲームに全然合わない楽曲だとちょっとよろしくないと思いますけどね。政治力だけで決まったタイアップって見てて分かるし。“(曲と作品の世界観が)全然合ってないじゃん”って。そういうふうにはあんまりしたくないっていう考えが僕には前からあるので」
──『Make a wish』は、アタマからインパクトがあって、2〜3回聴くと覚えてしまうフレーズだと感じました。曲作りに関して意識されたことは?
「久し振りの新曲になるので、より勢いがあるものにしたいなっていう感じですね。シングルにふさわしい王道のキラーチューンにしたいということで」
※続きは月刊Songs2016年1月号をご覧ください。