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アルバム『THE LINE』(2015年12月)を引っ提げ全国ツアー中のDOBERMAN INFINITYが、待望のニュー・シングル『いつか』をリリースする。メンバーにとっては結成間もない頃の夢や決意を注ぎ込んできた原点ともいうべき楽曲であり、夢の実現のために頑張る全ての人の背中を押してくれるポジティブなメッセージソングでもある。ここまであたためてきたのはなぜだったのか、この曲に込めた5人のアツい思いを聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-C0RD) Text:山田邦子

──『いつか』は、だいぶ前からあたためていた楽曲だそうですね。



KUBO-C「2014年の年末ぐらいですかね。歌詞とかはそこからちょいちょいブラッシュアップしながらですけど」

SWAY「(ここまでリリースしなかったのは)まだベストタイミングじゃないと思ったからなんですよ」

P-CHO「1stシングルの『SAY YEAH!!』(2015年7月)の前でしたからね」

SWAY「説得力という意味でも今じゃないなと思ったので、そこからこの『いつか』のリリースを目掛けて土台作りをしてきた感じなんです」

──それくらい、大事な曲だと。

KAZUKI「そうなんです」

KUBO-C「僕ら、結成と同時に立てた夢が全国アリーナツアーなんですけど、『いつか』というのは、その夢が叶った“未来の自分たち”から“今の自分たち”へのメッセージなんです。俺らがやってきたことは間違ってないぞっていう気持ちとか、諦めない限り大丈夫だからっていう強いメッセージや応援する気持ちを、歌詞に込めました。この曲自体のストーリーはDOBERMAN INFINITYのストーリーだけど、きっと、聴いてくれる皆さんにも当てはまるはず。夢を持っている人、夢を探している人にも共感してもらえる曲だと思うんですよね。皆さんの背中も押せるような曲になってると思うし、自分を見つめ直すことで、もっと気持ちを高められるようになるんじゃないかなって思います」

SWAY「もともとDOBERMAN INCとして3人(KUBO-C、GS、P-CHO)がいて、そこに僕とKAZUKIが加わったわけですけど、DOBERMAN INFINITYになる時に背中を押してくださったHIROさんを始めとする事務所の皆さんとか、周りの方が言ってくださった言葉が歌詞に含まれていたりするんですよ。僕らが先輩に教わったことを実際に体験して、“本当だったな”って思うようなこととか、自分たちが通ってきた道で体験したこととかをなるべくリアルに、自分たちの言葉で詰め込みたかったんです。今読み直しても“懐かしいな”って思えたりするんですよね、自分らでも。すごく思い入れの深い曲です」

──歌い出しの部分の“古いカレンダー 六月に付けられた印”っていうところもリアルですね。

KAZUKI「まさに6月に結成されましたからね。今があるのも、色んな出会いとか生き方とか考え方とか、全部が運命的だったからだなと思うとすごく感慨深い。自分も信念を持って東京に出てきたけど、やっぱり、一生懸命生きていても不安とかはあったんですよ。サビで“聞こえるか? 俺たちは今ここにいるんだぞ”っていうようなことを歌っていますけど、未来って1秒後でも未来だからこそ、あの頃の自分だけじゃなく、どのタイミングでも自分を後押しできるメッセージだと思うし、後押ししてくれる曲だと思うんですよね」

P-CHO「うん。最初にラジオでかけた時も、すごいグッときたって反応がたくさんあって嬉しかったですよ」

──これまで以上に言葉がはっきり伝わってくるし、言葉が耳に残るというのもこの曲のポイントかなと思いました。

GS「過去に色々音楽を作ってきましたけど、感動する瞬間ってそんなに多くないんですよ。でもこの曲は、今までの自分たちが通ってきた歴史が走馬灯のように蘇ってきて。過去があったからこそ、今こういう音楽が作れたんだなって実感できた楽曲ですね」


※続きは月刊Songs2016年4月号をご覧ください。

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