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向井地美音×加藤玲奈×小嶋真子×川本紗矢
AKB48の44枚目のシングル『翼はいらない』が、6月1日にリリースされることになった。今回センターを務めるのは、次世代の注目株・向井地美音。さらに今回の作品には、45枚目シングルの選抜メンバーを決める総選挙への投票シリアルナンバーカードも封入されており(※期間限定)、話題性は抜群だ。そんな注目の1枚について、向井地美音、加藤玲奈、小嶋真子、川本紗矢に聞いてみた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──『翼はいらない』は、ちょっとレトロなフォークソングテイストの楽曲。最初に聴いた時、どんな印象を持ちましたか?



川本紗矢(以下、川本)「“翼はいらない”とか、歌詞は強めの印象なんですが、カッコいいっていうよりは明るい曲調だったので、前向きな感じかなと思いました」



小嶋真子(以下、小嶋)「明るいけどテンポはゆっくりなので、若い方はもちろん、年齢が高めの方も聴きやすかったり、覚えやすかったりするんじゃないかなと思います。ヒットの予感がしますね(笑)!」



向井地美音(以下、向井地)「『365日の紙飛行機』(※2015年12月リリースの『唇にBe My Baby』収録。NHK連続テレビ小説『あさが来た』主題歌)という曲がありますが、私もその曲に続いて老若男女、誰にでも聴き馴染んでいただけるような曲だと思いました。歌詞のメッセージも、すごくいいんですよ」



加藤玲奈(以下、加藤)「今朝も歌詞について、2人で話してたんだよね。“翼はいらないんだね”って」

向井地「そうなんです。翼を持って飛んで、ツラいこととかも飛び越えていっちゃうより、地道に歩いて1つ1つ経験しながら、いい人生を歩いていこう。そういうイメージの曲かなと思います。だから、すごくいい曲だなって思いました」

加藤「今、美音が言った通り、焦らないで、ゆっくり行けばいいんだよと言ってるようなこの歌詞が私もすごく好きです。改めて、焦っちゃダメなんだなと気づかせてくれた気がします。それに本当に一回聴いたら覚えられる感じの曲なので、色んな人に口ずさんでもらえたら嬉しいです」

──でも、『翼はいらない』っていうタイトルだけ聞くと、結構驚きますよね。

小嶋「はい。私の考え方とは逆のことを歌っているので」

向井地「私も最初にタイトルだけ聞いた時は、えっ、翼いらないの!? って。どんな曲なのか想像できなかったんです。ファンの方もタイトルしか知らない状態の握手会では、“カッコいい曲なの?”っていう意見が多かったし。曲をいただいてから、こういう意味で“翼はいらない”って言ってるんだなと分かりました」

──先ほど“焦っちゃダメなんだ”っていう言葉も出ましたけど、このタイミングで秋元(康)さんがこの歌詞を書いたことに、何か意味を感じましたか?

向井地「AKB48は、今まで先輩達が作ってきてくださった道に乗っかって、その通りに進んでいくのは簡単だと思うんです。でもそうじゃなくて、私達自身で新しい道を作っていってもいいんじゃないか。そういう結論に至りました。11年目のスタートでこういう曲をいただいたのには意味があるはずだから、それを見つけていきたいと思っています」

加藤「私は美音がセンターっていうことにも意味があると思うんです」

──向井地さんは、自分がセンターだっていうことを、いつ知ったんですか?

向井地「握手会の時に、いきなりスタッフさんに紙を渡されて、その時に、です。1人1人端っこに呼ばれて。れなっち(加藤)は?」

加藤「私はもらってないです(笑)」

向井地「若いメンバーは紙をもらったみたいです。指原(莉乃)さんももらってなくて、“欲しかった”って言ってました(笑)。その紙に“44枚目の選抜メンバーに選ばれました。おめでとうございます”って書かれていたんです」



小嶋「その発表の仕方は新しい試みっていう感じだったよね。その瞬間を動画に撮られていて、ファンの方々に披露もしたし」

※続きは月刊Songs2016年6月号をご覧ください。

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