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でんぱ組.incを輩出した秋葉原ディアステージから誕生した、“妄キャリ”こと妄想キャリブレーション。アイドルという域を超える勢いのライブパフォーマンスで人気の彼女達が、Sony Music Records所属後第1弾となるシングル『ちちんぷいぷい♪』をリリースする。カワイらしいタイトルとは裏腹に、サウンドは夏の大型野外フェスでもガッツリ盛り上げてくれそうなEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)。さらなるステージを目指すための覚悟と挑戦が詰まった作品だ。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──新曲『ちちんぷいぷい♪』を最初に聴いた時の印象は?



桜野羽咲(以下、桜野)「最初はまだ歌詞がついてなかったんですが、ゴリゴリのEDMキターーー! って感じでした(笑)。今までの曲とは全然違ったので、ヤバい! 踊れるかな!? っていうのもあったし、何かカッコ良すぎじゃない!? っていうのもありました。でも女の子の恋が始まるカワイイ歌詞がついて、そこに私達の声を落としていったら妄キャリらしくなった(笑)」

雨宮伊織(以下、雨宮)「そうだね(笑)」

胡桃沢まひる(以下、胡桃沢)「私達、今までは結構アイドル好きな人に聴いてもらえるような楽曲が多かったんですけど、今回初めてEDMっていう音のジャンルに挑戦したんですね。それによって、妄キャリのことをもっと色んな人に知ってもらえる新たな武器を手に入れたと同時に、いわゆるアイドルという枠を超えられたんじゃないかなって思ってます」

星野にぁ(以下、星野)「私はEDM自体あまり分かってなかったけど、最初に聴いてすごくノリやすかったから、私のようにEDMを知らない人でもきっと自然とノレるんじゃないかなと思うとすごくワクワクしましたね」

水城夢子(以下、水城)「こんなカッコいいサウンドに、同年代の女の子達の恋心を当てはめちゃう感じが妄キャリらしいし。EDMでも、妄キャリが歌うとこうなるぞっていうか」

──妄キャリらしさって、例えばどういうことでしょう?

胡桃沢「私達、いつもちょっとだけ惜しいんですよ」

星野「カッコつけたいけど、カッコつかないとか」

胡桃沢「ステージ上ではカッコいいんだけど、普通にしゃべってるとどっか抜けてたり」

桜野「何か、人間力に欠けてる(笑)。見た目も万人受けとかしないしね」

星野「特徴あるねとか愛らしいよねとは言われるけど(笑)」

桜野「だから今回の曲も、ただのカッコいいEDMでは終わらないっていうか。歌詞の内容もそうだし、『ちちんぷいぷい♪』ってタイトルとかに引っかかって、最終的にはすごいクセになる曲なんじゃないかなと思ってるんですけど」

雨宮「だって私も最初EDMって聞いてたから、タイトル見た時、思わず“EDM…、ですよね!?”って思いましたし(笑)」

双葉 苗(以下、双葉)「ファンの方にタイトルとジャケットを先に公開した時も、結構今まで通りのちょっと変わってるけどカワイイ曲だと思ってる人が多かったみたいで(笑)。その後ライブでお披露目したんですけど、みんなの驚いた顔が(笑)

星野「どうすればいいの!? みたいになってた」

雨宮「思ったよりEDMだった、って(笑)」

水城「いい意味で期待を裏切れました」

──秋葉原を飛び出して、ぜひEDMの大型フェスとかで鳴らしてほしいです。



全員「おぉ〜っ!!」

桜野「ライブでも楽しんでいただけると思うけど、ぜひ歌詞にも注目してほしいんですよね。リア充になりきれない内気な女の子の恋なんですけど、秋葉原でもがいてた私達とちょっと似てるかなって思うので」

胡桃沢「女の子は共感できるし、男の子は“これ、ひょっとして俺に歌ってる!?”って思ってもらえる(笑)」

※続きは月刊Songs2016年7月号をご覧ください。

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