──最初に『アバンチュールしようよ♡』ってタイトルを聞いた時はどう思いました？



清 咲乃（以下、咲乃）「アバンチュールって、私の中では夏ってイメージだったんですよ。ひと夏の恋、みたいな。だから夏の曲なのかな!?　って思いました」

清 桃花（以下、桃花）「私、アバンチュールって言葉を聞いたことなかったんですよ」

咲乃「そもそも普段、使わない言葉だもんね」

桃花「うん。だから曲を聴いて初めて、“あ、そういうことなんだ”って（笑）。竜人くんの好きそうなタイトルだなって思いました」

──だそうですが（笑）。

清 竜人（以下、竜人）「今回、カップリングも含めてなんですけど、フランス感みたいなのを少しだけ意識していて。アバンチュールって言葉もフランス語ですけど、そういうところから色々イメージしたんです。もともと好きだったとかそんな深い意味はないんですけど、ビジュアルイメージとか、今後のアルバムとかに向けてのひとつの要素として、フレンチポップだとかパリジャンみたいなものがあってもいいのかなと思ったんです。２５にも合いそうだし」

──なるほど。ジャケット写真もすごく素敵ですが、撮影はどこで行なわれたんですか？

竜人「これは館山ですね」

咲乃「フランスじゃなくて千葉です（笑）」

竜人「でも2ndアルバムのジャケットは、フランスで撮りますから」

桃花「（小声で）ホントの話？」

竜人「あ、俺の気持ち的にはね（笑）」

咲乃「でも今回のジャケットも海外に見える。あまりにも景色が広すぎて、どう撮られているのか全然分からないくらいだったけど、でき上がったものを見たらホントすごくて！　嬉しかったです」

──今日の衣装は、ジャケット写真やMVで着用されてるものですね。すごく大人っぽいです。

竜人「一応、何となくですけどそれぞれにテーマがあるんですよ。とりあえずみんな富裕層の2世みたいなイメージで、お金に余裕のある子達が、少しリッチな街でひと夏のアバンチュールを楽しむみたいな感じ。MVもそのイメージで撮りました。僕は資産家か何かの息子で、いわゆるアホぼん」

咲乃「このゴールドのアクセサリー、ヤバくないですか（笑）!?　こういうの、もう大っ嫌いなんですよ（笑）！　最初見た時“うわ！”ってビックリしたけど、逆にすごいインチキ臭さが増してて合ってるなって」



竜人「褒めワードがひとつもない（笑）」

──じゃあ桃花さんに褒めていただきましょうか。

咲乃「（小声で）頑張って！」

桃花「…ちょっと言うことないかも（笑）」

竜人「あははは！」

咲乃「だって素足で靴履くとかありえないんだけど（笑）」

──でもそこが狙いなんですよね（笑）。

竜人「そうなんです。お金はあるけど、センスとしてはちょっとズレちゃってる感じを出したかったので」

──じゃあ夫人達はどういう設定なんですか？　可恩さんだけスカートじゃなくてデニムだったりしますよね。

竜人「可恩は、家庭にお金はあるけどまだ女子高生なので、ファッションセンスが成熟していないけど、持ってるバッグはハイブランドみたいな。他のメンバーも、みんな令嬢感は出したいなと思ってました。警視総監の娘とか政治家の娘っていうイメージなので（笑）」

※続きは月刊Songs８月号をご覧ください。