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三浦大知のニュー・シングル『(RE)PLAY』が、11月23日にリリースされる。この楽曲は、1on1ブレイクダンスの世界大会「Red Bull BC One World Final 2016」のテーマソング。ダンスへの熱い想いと圧倒的なダンススキルを持つ彼だからこそ作り上げることができた、ダンサーのためのアンセムが誕生した。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──ニュー・シングル『(RE)PLAY』は、12月3日に開催される1on1ブレイクダンスの世界大会「Red Bull BC One World Final 2016」のテーマソング。それだけに、やっぱり大会を意識して作った感じですよね。



「はい。そのために書き下ろしました。ダンス・アンセムというか、ダンサーに向けたテーマソングというのが根底にあったので、ビートとしては、とにかく踊りたくなるもの、踊れるもの。かつ三浦大知だからこそのサウンドというのを作らないとっていうのはありましたね。ブレイクダンスはオールドスクールと呼ばれるクラシックなジャンルの1つなので、そういう部分にリスペクトを持ちつつも、その上で今のサウンドが混ざったものがいいなという話をした結果、ブレイクビーツを取り入れた楽曲になったんです」

──実際、聴いているだけで身体が勝手に反応しちゃうようなサウンドになってますよね。

「ブレイクビーツは何年か前から作りたいなっていう話はしていて、実はデモとかも作ったりしていたんですよ。でも、アルバムに入ることもなく、なかなか発表するタイミングがなかったので、今回お話をいただいて良かったです。ただ『(RE)PLAY』は、そのデモを使ったものじゃなく、イチから作り上げたものですけどね」

──すごくカッコいい仕上がりだと思います。ダンスの世界大会のテーマソングの依頼が来たっていうこと自体、大知くんの音楽性やダンススキルを認めてのことなんでしょうけど。



「ダンサーに向けての曲を作るということで、ダンスといえば…と僕をイメージしていただけたのかなって思うんですね。それはすごく嬉しいことだなって思ってます。僕としては、バトルとかで流してもらえることを願ってこの曲を作ったので、大会当日、DJの人が『(RE)PLAY』を選んでくれるといいなって思ってます(笑)」

──『(RE)PLAY』には、歌詞にもダンサーとしての生きざまみたいなものが表現されていますよね。

「トラックやメロディーは(トラックメイカーの)UTAさんと一緒に作っていたんですけど、その時にでたらめ英語でメロディーを歌っていたら、“REPLAY”っていう言葉が出てきたんですよ。ブレイクダンスっていうのは本当に積み重ねのジャンルで、ムーブができるようになるまで、とにかく何度も何度も練習するんですね。それで今度は、そのすごいムーブを見た人が何回も見たいって思うようになる。そういう積み重ねることの大切さとか、ずっとやってきたからこそ見える生きざまみたいなものがブレイクダンスをする人にはあるなって思ったので、“REPLAY”っていう言葉から色々イメージを膨らませて書いていただけたら、と作詞家の方にお願いしたんです」

──それにダンサーはもちろん、全ての人の人生そのものにも言える歌詞だなとも聴いていて思いました。“筋書き通りじゃつまらない”とか“実際に価値あるものを”っていう歌詞なんかは、常にオリジナルであろうとし続けている大知くんにもハマっているし。

「三浦大知自体が、オリジナルでいたいっていうところから始まっていますからね。だからそういうメッセージは、僕にも繋がってくるかなと思います。たぶんダンサーには、よりメッセージが分かりやすいと思うんですよ。やっぱり自分のアイデンティティーとか、自分を表現することの大切さは常に感じているでしょうし、それをするためには繰り返し繰り返し練習することが必要だということは、よく分かっていると思うので。でもダンスに限らず、何事にも積み重ねは大切だと思うので、そういう部分では、色んな人の背中を押せるといいなって思っています」


※続きは月刊Songs2016年12月号をご覧ください。

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