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花村想太×工藤大輝×和田 颯
昨年初の全国ホールツアーを成功させ、1月17日には、そのツアーファイナルとなる初の日本武道館公演に挑むDa-iCE。高スキルなダンス&ボーカルグループとして着実にステップアップしてきた彼らが、最新にして最高傑作と言っても過言ではない3rdアルバム『NEXT PHASE』を完成させた。2017年も、自ら掲げた高いハードルを美しいフォームで越えていくDa-iCEに注目だ。メンバーを代表して、ボーカルの花村想太、パフォーマーの工藤大輝と和田 颯に話を聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──2016年はどんな1年でしたか?



花村想太(以下、想太)「ホールツアーなど、初めてのことが多かったですね。やってきたことの積み重ねではあるけど、肌で成長を感じながら1つ1つの経験を重ねてこられた気がしてます」



工藤大輝(以下、大輝)「僕と想太に関しては、制作に関しても踏み込めた1年だったかなと思います。(制作を)やりたいと言い始めて3年かかりましたけど、種を蒔いてきたところにようやく芽が出てきたかなと。2017年はもっと関わっていきたいです」



和田 颯(以下、颯)「アメリカでのライブも経験してきましたけど、お客さんの反応も色々あるんだなぁって思いました。まさかバラードでもあんなに盛り上がるとは(笑)」

想太「ハイトーンで飛ばしたりすると、ダイレクトに反応してくれるんですよ。小さい頃って、おじいちゃんとかおばあちゃんの前で歌うと“すごいね! 上手だね!”ってすぐ褒めてくれるじゃないですか。歌い終わる前、1番歌っただけでも拍手が来るみたいな。歌っていてあの頃の気持ちを思い出したし、改めて、音楽の楽しさみたいなことも感じられた経験でしたね」

颯「以前向こうでレッスンした時も思ったけど、やっぱり大事なのはパッションなんですよね。気持ちで伝えること、気持ちから伝わるものの大切さも学びました」

──そして2017年。いよいよ、Da-iCEにとって初の日本武道館公演(1月17日)が開催されます。

大輝「去年の夏から始まったホールツアー(「Da-iCE HALL TOUR 2016 -PHASE 5-」)のファイナルになります。このホールツアーから初めて本格的な演出というものを取り入れているんですけど、自分達のライブとして考えた時に、3段飛ばしくらいの勢いで進化したんですよ(笑)。1つ1つすごく勉強になった」

想太「そうやってホールをしっかりやってこられたから、今、日本武道館に臨む気持ちとしては不安よりもワクワク感のほうが強くなってるんです。少し前までは目の前のことでいっぱいいっぱいだったし、武道館のことをイメージしても、あの空気感に飲まれてしまうんじゃないかとか、ステージに立った瞬間に感動しすぎて歌えなくなるんじゃないかっていう怖さも感じてたんですよ。でも今は、まだまだ上に行けるぞって思えてる自分がいて。その感覚を信じて、楽しんでステージに上がろうって思ってます」

颯「ホールの初日なんて“広いなぁ”“毎回こんなとこでやっていくのか” ってビビってたけど(笑)、今はちゃんと武道館のステージに立ってる自分がイメージできてる。堂々と、そして自分達らしく、最高のパフォーマンスをしたいです」

想太「(結成して6年の)アニバーサリーでもありますからね。僕らにとってもファンの皆さんにとっても“6”っていう数字は大きいと思うし、節目でもある。燃えつき症候群にならないように気をつけなきゃなって思います(笑)」

──その日本武道館のあとは、いよいよ3rdアルバム『NEXT PHASE』をリリース。今回はどういうコンセプトで作られたんですか?



大輝「振り幅をできるだけ大きく、これまで以上に冒険したいなとは思ってましたね」

想太「すごい振り幅の楽曲が、まず10曲揃ったんですよ。で、これはもう一歩先に進んでいるDa-iCEだと思ったし、次のステージに進むぞっていう意味も込めて『NEXT PHASE』というタイトルを決めたんです。そこから、そのタイトルを象徴する曲を作りたいねってことで、1曲目の『NEXT PHASE』という曲を作ったんですよ」

颯「一番最後に」

大輝「だいぶデカい最後の1ピース。これがないと成立しないぐらいのね。次のツアーとかも考えると、この曲が完全に核だし肝になると思っていて。そのつもりで想太も歌詞を書いてたし、ダンスパートを何回も作り直したりもしてね。こういうの、珍しいんですよ。だいたい1曲目って先に決まるから」


※続きは月刊Songs2017年2月号をご覧ください。

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