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台湾でドラマ化され、日本でもテレビアニメ化された上田美和の人気コミックを、山本美月と映画初出演となるの伊野尾 慧という豪華共演により映画化。学生一のモテ王子・カイリを伊野尾が演じ、山本演じる女子高生の安達ももが一途に思いを寄せる硬派でシャイな男子とーじを、昨年公開された映画『ちはやふる 上の句/下の句』で注目された真剣佑が演じている。フレッシュなキャスト陣が集結した今作の撮影現場での様子や、役への思いなどを真剣佑に語ってもらった。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:奥村百恵

──人気コミックを実写化した今作のオファーをいただいた時の心境はいかがでしたか?



「とーじのようなイケメンの役が僕に務まるのかなと、最初は不安になりました。イケメンというだけでなく、とーじは気持ちに正直で誠実な人なので、なるべく真っ直ぐに演じなければいけないなと思いました」

──脚本を読んだ感想を教えていただけますか。

「ももとカイリととーじの三角関係ではなくて、永野芽郁ちゃん演じる沙絵も含め四角関係な物語だなと思いました。沙絵はとても面白いキャラクターで、キーパーソンとも言えます。4人の関係をどんどんかき乱していきますからね(笑)」

──現場ではどのようにして4人の関係を作っていかれたのでしょうか?

「監督から“エンドロールで使うから自撮りしてください”と言われたのでみんなでたくさん自撮りをしたんですけど、そのおかげでどんどんお互いの距離が縮まっていって初日で打ちとけることができました。あと、高校の同級生役だったので、タメ口でいこうと美月ちゃんが提案してくれて。和気あいあいとした良い雰囲気の中で撮影できました」

──みんなでトランプもしたとお聞きしたのですが。



「トランプやりました(笑)! クランクイン前の本読みの時に“みんなでトランプでもしようか”とスタッフさんからトランプを渡されたんです。神徳幸治監督の現場ではキャスト同士でトランプをして関係性を作っていくのがお約束らしいのですが、みんなでババ抜きをして盛り上がりました。クランクイン前にトランプをした現場は初めてでしたけど楽しかったです」

──山本さん、伊野尾さん、永野さんと共演してみていかがでしたか?

「美月ちゃんはお姉さん、伊野尾くんはお兄ちゃんのように引っ張っていってくださったので、僕は精神的に2人を頼っていたように思います。芽郁ちゃんは太陽のように明るい女の子でした」

──現場で印象に残ったエピソードはありますか?

「撮影で使っていた学校にグランドピアノがあったのですが、誰かがピアノを弾いているのが聴こえてきたんです。誰が弾いているんだろうと思って、ピアノのある部屋をのぞいたら伊野尾くんで驚きました。それで僕も伊野尾くんがその部屋を出たあとにコッソリピアノを弾きました(笑)」

──何でコッソリ弾いたんですか?(笑)

「特に意味はないんですけど、たぶん1人で弾きたかったんだと思います(笑)」

──カイリはももちゃんと呼びますけど、とーじは安達と名字で呼んでいたのが印象的でした。

「そういうところはすごくとーじらしいですよね。ただ、もう少し器用に接することができたほうが女子も嬉しいのかなとも思ったんですけど…(苦笑)」

──とーじの不器用さにグッとくる女子も多いと思います(笑)。



「そう言っていただけると嬉しいです(笑)」

──演じている最中にとーじの不器用さにもどかしい気持ちになったことも?


※続きは月刊Songs2017年5月号をご覧ください。

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