http://murakami-keisuke.com/
現在、“NIVEAブランド”2016-2017年CMソングとして流れているのが、村上佳佑の『まもりたい〜この両手の中〜』。クリス・ハートの日本武道館公演のオープニングアクトを務めるなど、その声は早くから日本中の音楽ファンの耳を魅了してきた注目の新人だ。そんな彼が、ミニ・アルバム『まもりたい』でいよいよデビュー。彼はどんなふうに音楽と向き合ってきたのか、これまでの経緯などを聞いた。
Text:山田邦子

──デビューを迎えるにあたってのお気持ちはいかがですか?

「待ってくださっていたお客さんに、とにかく早く聴いてもらいたいって気持ちでいっぱいです。どんな反応が返ってくるのか、楽しみなんですよ」

──村上さんの歌声は、CMでもずっと耳にしてましたからね。

「ありがとうございます。あのNIVEAのCMは去年の9月から始まったんですけど、やっと“あぁ、この人が歌ってたんだ!”ってリンクするかなと思うとワクワクしますね」

──その曲が、『まもりたい〜この両手の中〜』。

「この曲は、僕の人生を変えてくれた曲。デビューするキッカケにもなった曲なんですが、これからもずっとずっと歌っていきたい大切な曲です」

──最初にお聴きになった時と今と、印象は変わりました?

「最初は本当に爽やかでキャッチーで、突き抜けるようなエネルギーがあるなという印象が大きかったんですね。でも歌い込んでいくと、キーが高いけど優しく歌わなきゃいけないっていうこの曲の難しさにも気づいていきました。エネルギーと優しさをどう表現しよう、どう料理しようって、日々考えてますね。あと、僕も曲を書きますけど、言葉もメロディーも、僕には書けない曲だなって思いました。こんなにストレートな言葉って書けないんですよ。ちょっと怖がっちゃうというか。だけどこういう曲をいただいて、真っ直ぐに包み隠さずストレートな言葉をバーン! と歌ってると、こういう歌詞ってやっぱりいいなぁって思ったんです。真っ直ぐに届けないと届かないものもあるんだろうなって、そういうことも感じました」

──今回は、村上さんが以前“A-Z(アズ)”というグループで『ハモネプリーグ』に出演された際に歌った『ハナミズキ』も収録されていますね。

「はい。僕は音楽仲間を探すために大学に行って、そこで声をかけてくれたのが“A-Z”のメンバーだったんですね。ハモネプに出たあと、僕がデビューを目指しながらもなかなかうまくいかなかった時期を支えてくれた大切な仲間でもあるので、今回はぜひ一緒に何か歌いたいなと思ったんです。それで、ハモネプで優勝した時に歌った『ハナミズキ』をカバーさせていただきました」

──では少しこれまでのことを聞かせてください。村上さんはずっとプロを目指して来られてたんですよね?

「はい。ハモネプに出たことで何かの足がかりになるかなと思ったんですが、全然うまくいかなくて、一旦水面下の活動になったんです。デビューまで7年くらいかかってることを考えると、今やっとスタートラインに立てたなって感じなんですよ。両親もすごく応援してくれてるので、親に対しても“やっと就職できました!”みたいな感じに近いかなって(笑)」

※続きは月刊Songs2017年7月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く