さくらしめじ*撮り下ろし7ページ |
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PART1「あやまリズム」MV潜入レポート&インタビュー
都内某所にて新曲『あやまリズム』のMV撮影が行なわれていると聞きつけ、重いスタジオの扉を開けてみると…意外や意外! いつもの爽やか~なさくらしめじの雰囲気とは打って変わって、真っ暗な背景に色とりどりのライトやミラーボールが輝き、アンティーク調の家具やポップコーンマシーンなど、レトロ・アメリカンな小物が映える大人っぽい撮影セット。愛用ギターを抱えたさくらしめじは4体のオバケ(しめじキッズ)と共に和気藹々。時には真剣な表情で立ち位置や動き方の確認をしたりと、撮影に臨んでいた。印象的だったのは、これまでは全撮影スタッフ、関係者の中で最年少だった雅功&彪我の2人が、この日はおばけキッズ達をフォローする“優しいお兄さん”に見えたこと。これは、今までとはひと味違ったMVになるはず!
──今回のMVの構成やテーマは?
田中雅功(以下、雅功)「『あやまリズム』の歌詞の通り、喧嘩をして“うああぁ~”って後悔しながら、最終的には“ごめんね”って言い合えたらいいね、っていうストーリーになっています。喧嘩をしても自分でちゃんと反省をして、謝る決心をして、相手にちゃんと“ごめんね”って言う…簡単なようで実は難しかったりしますよね。なので、この作品ひとつで僕ら1人1人が一歩ずつ大人になっていける気がしますね」
──オバケが出てくるのはなぜ?
髙田彪我(以下、彪我)「そういえば、どうしてなんですかね?」
雅功「何でだと思います?」
彪我「うーん…」
雅功「ちょっとここで考察してみますか!」
彪我「そうですね! やっぱりオバケって、オバケって、オバケって…見えないじゃないですか…上手いことが言えない(笑)」
雅功「僕が思うのはね、彪我が言ったようにオバケが見えないのと同じで、“ごめんね”って素直に言えない気持ちもまた、目には見えないものじゃないですか。その見えない気持ちがオバケとして具現化して、ストーリーが進められていくんじゃないかなって」
彪我「おぉ~! 僕が言いたかったのもそれですね(笑)。見えない気持ちがオバケとなって表に出てくる、っていう」
雅功「そう。言いたいのに言えないことを抱えてしまうと、心の中がモヤモヤってしちゃうじゃないですか。オバケってワッ! と出てきて脅かすものなので、溜め込んだ気持ちがとうとうオバケになって出てきちゃった、っていう表現がされているんじゃないかなぁ」
彪我「さすがですね、雅功さん! そのオバケ達が、僕達が歌っている後ろでワイワイ踊ったりして、すごくカワイらしいんですよ」