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渡辺麻友×横山由依×荻野由佳
指原莉乃が3連覇を達成した「AKB48 49thシングル選抜総選挙 〜まずは戦おう!話はそれからだ〜」。その結果、選ばれた16人によるニュー・シングル『#好きなんだ』が、8月30日にリリースされることになった。それは、まさに今の季節にピッタリな爽快なサマーチューン。この楽曲のことを中心にしつつ、今後のAKB48についての想いなども交え、卒業を発表した渡辺麻友、総選挙で5位と大躍進を遂げた荻野由佳、そして総監督・横山由依に話を聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──『#好きなんだ』は爽快でキラキラしたサマーチューン。聴いているだけでワクワクした気持ちになるような楽曲ですよね。



渡辺麻友(以下、渡辺)「そうですね。最近のAKB48の表題曲には、こういう王道アイドルソングは久しくなかったので、最初に聴いた時は、おっ! と思いました。またこの曲がAKB48を代表する王道の夏曲に加わることを期待しています」



横山由依(以下、横山)「私達自身、仮歌をいただいた時からすごく覚えやすいメロディーだなと思いました。カラオケでも歌っていただけるんじゃないかなって。私がカラオケに行った時、履歴に『365日の紙飛行機』とか、『恋するフォーチュンクッキー』『ヘビーローテーション』なんかが入っていたりするとすごく嬉しいんですけど、この曲もその仲間入りをしたらいいなと思います」

──荻野さんは『#好きなんだ』が総選挙で選抜入りして初めての楽曲ということになるわけですけど、それが王道アイドルソングになったというのは、どんな気持ちですか?



荻野由佳(以下、荻野)「私がこの曲を初めて聴いた時はまだ歌が入っていない状態だったのですが、すごく爽やかで覚えやすいアイドルソングだなと思いましたし、昔のAKB48を思い出すような曲調だなと感じました。時代は変わっていくし、色々新しい曲も作られていきますが、そんな中で私が初めて知った頃のAKB48に近いものが今回の曲にはあったので、それが自分が参加する曲だったのが嬉しかったです」

──歌詞も片想いかと思いきや両想いになっていくっていう流れになっているので、ハッピーな雰囲気がありますよね。それだけにみんなの歌声もとても明るく感じました。



渡辺「そうですね。レコーディングでもリズムに乗って明るく歌いましたし、恋の曲でもあるので、主人公の気持ちになって、恋をしているであろうワクワク感を意識しました」

横山「表題曲やこういう明るい曲の時は、サビを16人で歌うんです。例えばバラードを歌う場合だったらサビでも強弱を気にしたりするのですが、『#好きなんだ』は歌いやすいキーでもあったので、サビで16人の声が合わさったとき厚い層ができるような感じにしたかったんです。それにはパワーが必要だなと思ったので、私も楽しいことを思い出しながら歌ってみました」

荻野「さっきおっしゃっていたように片想い系ソングではあるんですが、ハッピーな片想いの曲なので、片想いを楽しんでいる感じを出したいなと思ってました。でも、私が歌う部分には“あいつと彼女はいい感じだね”という歌詞があって、ちょっと悔しい気持ちも入っているんです。そこでは強弱をつけて、もどかしさを出すようにして歌ってみたので、それが伝わったらいいなと思っています」



──ストーリー性のある歌詞なので、聴いていると海辺で仲間達とはしゃいでいる情景が見えてくるようですよね。
今回はMVを沖縄で撮ったということですけど、やっぱりそういう場所で撮ると気分が変わりますか?

渡辺「はい。沖縄だけに東京とは違う南国感が出ていますし、いつもとは空気も違うので、とても楽しく撮影ができました。私は、さっしー(指原莉乃)と国際通りで撮ったシーンもありますが、それ以外に浜辺でのシーンもありました。そこが繁華街から車で1時間くらい離れた場所にあって、すごく水が澄んでいてキレイでした。浜辺では波打ち際まで行ったりしたので、海には入りませんでしたがとっても楽しく撮影ができましたし、沖縄ならではの風景になっているので、見ていて夏気分を感じられるんじゃないかと思います」

※続きは月刊Songs2017年9月号をご覧ください。

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