http://sakurashimeji.com/
8月23日にニュー・シングル『あやまリズム』をリリースする! 高校生になって初めての作品でもあり、2人にとってこれまでになかった新たなテイストにチャレンジした意欲作だ! その新作に込めた思いと、7月に始まったばかりの(約1年をかけ日本各地のライブハウスで月1回ライブを行なう)「菌育 in the 家(はうす)」の手応えを語ってもらった。夏の陽射しを楽しむ2人の写真と共に、今の、さくらしめじを感じてください。
Photo:佐藤真一 Text:永堀アツオ

──高校生になって初のシングルになりますが、どんな作品にしたいと考えてました?



田中雅功(以下、雅功)「中学生とは違った、成長しているところを見せたいなと思ってました。でも、これまでに培ってきたものも最大限に皆さんに見せられるようにできたらいいなと思ってたので、今までの世界観は残しつつ、新しいことにチャレンジしたいなって」



髙田彪我(以下、彪我)「僕も成長を見せられる1枚になったらいいなと思ってました。高校生になって新しいことにチャレンジしてみるっていう、最初の1枚でもあるかなと思います」

──その言葉通り、本作ではたくさんの新しいことにチャレンジしてますよね。

雅功「そうですね。今までは片思いの曲だったり、背中を押す曲が多かったんですけど、表題曲の『あやまリズム』は、僕たちにとって、初めて“ごめんね”を伝える曲になっていて。ケンカしちゃって気まずいムードが漂うような曲もなかったので、いきなりケンカしちゃったところから始まるのも新しいなと思いましたね」

彪我「サビの“いつもいつでも失ってから気付くの?”とか。ケンカしたあとにあんなこと言わなきゃよかったなって後悔したりとか。全部、共感できるし、自分がケンカした時もこうなるなっていう気持ちが詰まってるなと思います」

──お2人はケンカしたことはありますか?

彪我「あんまりないよね」

雅功「あんまりっていうかほとんどない。1回だけ、ケンカというか、シュークリームを取り合って、僕が一方的に拗ねたことはあって(笑)。あれ、いつだ?」

彪我「結成して1年経ってないくらいかな。中1の夏だね」

雅功「スタッフさんがひと口シュークリームを買ってきてくれて、みんなで食べてたんですけど。最後の1個になった時に、どっちが食べるかをじゃんけんで決めることになって僕が勝ったんですよ。シュークリームが大好きなんで、“やった!”って喜んでたんですけど、パッて彪我を見たら、すごい落ち込んでて。“食べたかったな〜。いいな〜”って見てくるので、“じゃあ、ひと口いいよ”って言ったら、ひと口で全部食べちゃったんですよ!」

彪我「そうですね〜。まぁ、ひと口シュークリームだったからね〜」

雅功「それで、僕がすごく怒って。結局は、“ま、いいよ”ってなったんですけど、そのあと彪我くんが一週間くらい引きずるんですよ。“あの時は本当にごめんなさい”って」

彪我「大きいシュークリームを買っていったりしてね」

雅功「あはははは。そうそう。“これ、お詫びです”って。“いいよ”って言ってるのに、ずっと引きずってて」

彪我「会うたびに、“すみませんでした。すみませんでした”って謝ってました(笑)。

雅功「逆に困りますよね(笑)。でも、それ以来、ケンカらしいケンカはしてないですね。

──(笑)。学校の友達とはどうですか?

雅功「中学生以降はないですけど、小学生の頃はよく友達とケンカしてましたね。バスケの試合中にちょっとした小競り合いをしたりとか」

彪我「僕も小学生の頃かな。僕の友達はくせ者が多くて(笑)」

雅功「あははは。彪我の口から“くせ者”っていう言葉を初めて聞いた!」

彪我「僕にちょっかいを出してくるんですよ。ある時、ブチーン! とキレて。わ〜ってなったっていう。うるせーってなって(笑)。その時はすぐに仲直りできたし、今でも、いい友達で」

※続きは月刊Songs2017年9月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く