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7月にE-girlsを卒業し、今後はソロ・アーティストとして活動していくことになったDream Ami。そんな門出にふさわしい1stアルバム『Re: Dream』が10月4日にリリースされる。Dreamのメンバーとしてデビューしてから15年。また新たな夢に向かってスタートを切ることを決めた彼女のこれからが楽しみになる1枚だ。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子
──ついに1stアルバムがリリースされますね。ソロでのアルバムだけに、シングルとは、また違った感慨があるんじゃないですか?



「ついにここまで来たなという気持ちはあります。ソロ・デビューした時は、アルバムまで出せるなんて全然想像できませんでした。でも、今回は今までのシングルが5枚分収録されていて、さらに新曲も入っているんです。CDの容量ある限り入れさせていただいたので(笑)、デビューから今までの私の変化も感じていただけると思いますし、自分の歌ひとつ取っても幅の広いアルバムになったのではないかと思っています」

──聴いていて、どんどん表現力が増してきているのを感じました。ソロの場合、当然ながら1人で歌うじゃないですか。そういう経験を重ねる中で、やっぱりボーカルに対する想いは深くなっていきましたか?

「そうですね。グループで歌っていると、どうしてもみんなと揃えなきゃという気持ちが強くなるので、常に周りを意識することからレコーディングを始めていましたが、ソロは、それとは全く違って自分の解釈だけで歌うことができるんです。自分でストーリーを作って歌っていけるのが楽しいですし、それができるようになった分、音楽を作っていく人間としての意識が高まってきているのは自分でも感じます」

──ソロ活動を始めてからは作詞もするようになりましたが、今回のタイトル曲『Re: Dream』もAmiさん自身の作詞。これまでは、どちらかというとガーリーでフワッとしたイメージの楽曲が多かったんですが、この曲はアップチューンだったので驚きました。

「そろそろソロでも踊りたいなという気持ちがありました。それに今までは曲を作っていく上でE-girlsとの対比というか、E-girlsでは見せない自分の一面を意識して作っていたところがあったんです。でも先日、E-girlsを卒業したことで、これからはE-girlsで見せていたような自分をDream Amiでも見せていけるかなと思い、今回はソロで初めて踊ってみようというところから曲作りが始まりました。だから、最初からリード曲はアップテンポな曲をと思っていました」

──Amiさんの中にある色々な面を、これからは1人で見せていくわけですね。



「はい。だから、今はE-girlsだからこう、ソロだからこうというような複雑な考え方がそぎ落とされて、すごくシンプルに自分の音楽活動に向き合えている気がします」

──やっぱりダンスはAmiさんのひとつの武器だと思うので、そこも今後はどんどん出していってほしいです。

「そんなに上手いわけではないのですが(笑)。でも、E-girlsのイメージのおかげで踊れると思ってもらえているので、そう思ってもらえているうちは、踊っておこうかなと思っています(笑)」

──『Re: Dream』という楽曲も、そんな今のAmiさんにぴったり。今までの歩みや挫折感も含め、また新たな夢へ向かおうとする強い意志が表現されていますよね。

「この楽曲は、まずはタイトルありきのところからスタートしました。『Re: Dream』というタイトルをつけたのも、15年前にデビューして、その後ずっと音楽活動を続けてくる中では、色々と形を変えながら様々な経験をさせていただいたんです。でも、どれだけ形は変わっても、昔も今もこれからも、Dreamという言葉の持つ意味を自分の活動の基本にしていきたい気持ちは変わらない。だからまたここから夢を持ち、夢に向かって頑張っていきたいという自分の決意表明のようなものとして、このタイトルをつけたんです。それだけに、この曲の歌詞にも、そのタイトルに込めた想いをそのまま綴りました」


※続きは月刊Songs2017年10月号をご覧ください。

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