http://www.thinkingdogs.jp/
共同生活を送る平均年齢27歳の4人組ロックバンド、Thinking Dogsが通算5枚目となるニュー・シングル『Oneway Generation』をリリースする。表題曲は筒美京平×秋元 康のゴールデンコンビが手掛けた、80年代を代表するアイドル、本田美奈子.さんが1987年にリリースしたヒット曲のカバーで、映画『リンキング・ラブ』の主題歌に起用。2015年6月のデビュー以来、秋元 康が作詞した楽曲をリリースしてきた彼らが、バンドとして、秋元 康による30年前のアイドルソングにどんなアプローチで向き合ったのかを聞いた。
Text:永堀アツオ
──本田美奈子.さんのヒット曲『Oneway Generation』をカバーすることが決まった時の心境から聞かせてください。

大輝「そもそも世代的に聴いたことがなかったので、まず、当時の映像を見たんですけど、とりあえず本田美奈子.さんがカワイくて(笑)。最初はとにかくカワイすぎるっていう印象が強かったんですけど、ちゃんと聴いたら、すごくいい曲だし、自分の親の世代は全員知ってるような曲なので、カバーするからにはしっかりやらないとっていう気合いが入りましたね」

JUN「自分達が生まれる前に出てる曲なのに、メロディーを聴いたら知っていて。時代を超えて愛されてる曲なので、どう弾いたらいいんだろうなっていうプレッシャーも感じました。原曲を壊さずに自分なりのフレーズを盛り込むのがすごく難しくて。そこが一番悩んだ曲ではありましたね」

わちゅ〜「ThinkingDogsは歌詞を秋元康さんに書いていただいているんですが、秋元さんにお会いした時に、“80年代の歌謡曲がすごく好きだ”とおっしゃってたんですね。そこから僕も80年代のアイドルとか、村下孝蔵さんとかを聴くようになっていたので、今回、映画『リンキング・ラブ』の主題歌として、『Oneway Generation』をカバーさせてもらえるって決まった時は嬉しかったですし、作曲が筒美京平さんで、作詞が秋元康先生の曲だっていうのもすごく嬉しかったですね」

TSUBASA「僕らはアコースティック編成でインストアライブをやっているんですけど、そこで、松田聖子さんの『渚のバルコニー』や杏里さんの『CAT'S EYE』、レベッカの『フレンズ』とかをカバーさせていただいていたんですね。だから、80年代の女性歌手の方のカバーには元から積極的だったんですけど、いざ、自分が歌うとなると悩みも多くて。本田美奈子.さんが歌ってた『Oneway Generation』はすごく完成されていたので、僕なりに歌うにはどうしたらいいんだろうってすごく悩みましたね」

※続きは月刊Songs2017年11月号をご覧ください。

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