http://wa-suta.world/

デビュー・アルバム『The World Standard』以来、約1年半振りとなる2枚目のフル・アルバム『パラドックス ワールド』と4枚目のシングル『最上級ぱらどっくす』を同時リリースする5人組アイドルグループ“わーすた”。彼女達の音楽は実にカラフル。ポップなアイドルソングはもちろん、ゴシックロックやパンクロック、EDMにファンクにトランス……と何でもありで、1曲単位でも突然転調したり、ビートが変わったり、おかしな展開をする。聴き手の頭がくるくるしてきそうな多様性、様々なタイプの楽曲が並んだ様を“パラドックス ワールド”と言うのかもしれない。
Photo:松井伴実 Text:永堀アツオ

──シングルとアルバムが同時リリースされます!



廣川奈々聖(以下、廣川)「リード・シングル『最上級ぱらどっくす』は、アニメ『アイドルタイムプリパラ』のオープニングテーマになっていて。“夢かわいい”アニメに合わせて、小さい子でも分かりやすい歌詞で、ちょっとふざけてる曲かなっていうところもあるんですけど、実はすごくストレートで強いメッセージが込めらています」



三品瑠香(以下、三品)「うん、自分を信じればいいっていう勇気が出る曲になってますね」

廣川「タイトルにパラドックス=逆説、矛盾ってあるように、毎日、生活している中で誰もが矛盾を感じる時があると思うんですね。そんな時でもこの曲を聴いて、今日も頑張ろう! っていう気持ちになってもらえたら嬉しいです」

三品「アルバム『パラドックス ワールド』のほうは1stアルバムからさらに楽曲の幅が広がって、また違ったわーすたが見られるアルバムになったと思うし、新しい挑戦や成長した部分を届けられたらいいなと思ってます」



小玉梨々華(以下、小玉)「わーすたは本当に色んな世界観の楽曲がたくさんあって。似たような曲が全くないなと思うので、1つ1つ曲を楽しんでいただけたらいいなと思いますね。フェスやイベントだと、ぶっ飛んでる変わった曲をやることが多いんですけど、アルバムには誰が聴いても心にくる曲もあるので、こんなに振り幅があるんだとか、こんなにいい曲があるんだよっていうことをたくさんの方に知ってもらえたらいいなと思います」



坂元葉月(以下、坂元)「わーすたは本当に色んな楽曲があるので、アイドル曲が好きな方も、アーティストさん系の曲が好きな方も、色んな方が楽しめる1枚になってるんじゃないかなって思います」

──皆さんが言うように本当に色んな楽曲が入ってますが、それぞれのお気に入りはありますか?



松田美里(以下、松田)「私は『恋するにゃこたん〜フリもフラレもあなたのまま〜』ですね。タイトルを見るとラブソングにも感じると思うんですけど、始まった瞬間からロックな感じでカッコ良くて。わーすたはガッツリ踊る曲が少ないので、ライブでは踊らせてもらってる曲という意味でも好きですね。歌詞は恋愛シミュレーションゲームをテーマにしてるんですけど、本当に選択肢があるみたいな感じで、ゲームを連想させるようでカワイイし、特にサビの“ウピピ”っていう歌詞がめっちゃ好きなんですよ(笑)。“ウピピ”って何なん? って。笑ってるのか何なのか分からないんですけど、とにかく、カワイくて好きで、にやけちゃいます(笑)。あと、『約束だから』も好きです。初めてのツアーを思い出すし、エモーショナルを感じて、すごくお気に入りです! 熱いけど切ない感じで、すごくいい曲なんですよ。歌詞も胸にくるし、大切な時に心を込めて歌いたい曲なので、ライブではいつも、感極まってしまうくらい大好きです」



坂元「ライブでは間奏の時にメンバーみんなが真ん中に集まってうちを向く振りがあるんです。サビはファンの方と一緒にやって、間奏でメンバーの顔を見た時に、いつもグッとくるものがあって」

廣川「友情をテーマにした、夕暮れをイメージできる曲だよね。自分達でも歌いながら泣いちゃいそうになる時もあるけど、わーすたには、こんなに熱く伝えられる曲って、今までなかったからね」


※続きは月刊Songs2017年11月号をご覧ください。

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