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2014年に風男塾の弟分として誕生した7人組のイケメン女子グループ、ザ・フーパーズ。男子顔負けのアクロバットや際どいセクシーさを取り入れたパフォーマンス、楽曲ごとに明確なコンセプトを打ち出した衣装など、独自の世界観を貫きながら活動を続けている。9thシングル『ジュエルの鼓動が聴こえるか?』では、今作限定でアイドルグループ・i☆Risの澁谷梓希が加入。その経緯や新曲の聴きどころなどをたっぷり語ってくれた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──ザ・フーパーズ、本誌初登場になりますね。



星波「はい。ザ・フーパーズは、日常では味わえないFANTASIA=夢の世界を創ることをコンセプトにしています。風男塾さんの弟分を作るオーディションで選ばれたんですが、風男塾さんはみんなに元気や希望を与える前向きなイメージがありますよね。応援ソングみたいな楽曲もすごく多い。自分達はその弟分としていいところを受け継ぎつつ、イケメン女子が好きな女の子や、夢見女子っていうのかな? そういう女の子達を夢の世界に連れていけるような活動であり、そういう世界観の楽曲を中心に歌わせてもらっています」

──皆さんはイケメン女子として同性から特に支持されているわけですが、こういうスタイルで活動したいと思ったキッカケは?

星波「結構みんな動機はバラバラかな?」

つばさ「そうだね」

千知「私はもともと宝塚歌劇団さんが大好きで、そういうお仕事ができたらなと思っていたんです。そんな時に風男塾さんを知って好きになり、弟分のオーディションを受けました」

──ではザ・フーパーズの持ち味とか、ここだけは負けない! という魅力ポイントはどういうところだと思いますか?

未来「顔がキレイ(笑)」

──(一同爆笑)。皆さん爆笑されてますけど、そこは自他共に認めるところですよね!?

未来「いやいや、誰か言わなきゃなと思って(笑)」

乃愛「あとは、他のグループにはない強すぎる世界観(笑)。一度足を踏み入れると結構沼だと思いますよ。常に“さぁおいで!”っていう気持ちで世界観を作ってますから(笑)」

つばさ「見た目だけじゃなくて、みんな中身もすごい引き出しを持ってるよね。キャラが立ってて面白い」

Lee「ライブでは歌劇を取り入れたりしてるところ。こういう見せ方ができるのは、ザ・フーパーズの強みだなと思います」

──そのザ・フーパーズに、9thシングル限定の新メンバーとして、i☆Risの澁谷梓希さんが加入されています。経緯を聞かせてもらえますか?

星波「風男塾の弟分として初期メンバーが選ばれたんですが、そこから卒業や加入などがあり、今年2月にはリーダーだった麻琴が卒業して7人体制になったんです。でも、その直後に陽稀が体調を崩して休養することになったんですよ。今までもメンバーの休養とか卒業とか不安定な時期はあったけど、リーダーだった麻琴がしっかり支えてくれてたんです。でも大黒柱がいない今、6人で頑張らなきゃいけないんだけど、何をどうしたらいいか分からなくなっちゃったんですよね」

未来「焦りのほうが強くなって」

星波「でも、そこで陽稀に“自分のせいだ”なんて思わせたくなかったし、現状維持じゃなく、もっと先の目標に向かっていくためにどうしたらいいのかを考えたんです。その時に、新しいメンバーを入れるとかじゃなく、むしろ自分達のことを好きでいてくれて、言い方はヘンだけど後ろからしっかり支えてくれる人が必要だよねと。それで、デビュー前から私達のことを応援してくれてたずっちゃん(澁谷)にお願いしたんです」

澁谷梓希(以下、梓希)「私は中学の時から風男塾さんのファンで、男装というものに興味を持ったんですね。その後、私はi☆Risとしての活動を始めるんですけど、最初はアイドルだからカワイくしてなきゃっていうのがあって。でも、風男塾の弟分として選ばれたザ・フーパーズとAXELLの握手会に行ったことがキッカケで、自分もボーイッシュなほうに切り替えようって思ったんです」

星波「こっちはこっちで、めちゃくちゃカワイイ人がいたよね! って」

未来「その時から噂してた(笑)」

梓希「いやいや(笑)。でも今の自分があるのは、間違いなくザ・フーパーズとAXELLのおかげなんです」

未来「嬉しい」

星波「ずっちゃんは声優とアイドルを両立させていて、またひとつ負担を増やしちゃうことになるかもしれないけど、ここはもうダメもとで」

梓希「嬉しすぎるサプライズだったし、自分にとってはご褒美みたいな感覚でした。自分のやっている系統とは違うグループでレコーディングをしたり、写真を撮ったりすることはすごく勉強にもなっているし、経験値としても本当に貴重というか、嬉しいことだなって思ってます」


※続きは月刊Songs2018年7月号をご覧ください。

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