http://www.helloproject.com/tsubakifactory/

ハロー!プロジェクトに所属する9人組のアイドルグループ、つばきファクトリー。インディーズでの活動を経て、昨年『初恋サンライズ/Just Try!/うるわしのカメリア』でメジャー・デビュー。7月18日には4枚目のシングル『デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい/純情cm(センチメートル)/今夜だけ浮かれたかった』をリリースする。タイトルからして強烈なインパクトを持つそれぞれの楽曲について、メンバー全員に語ってもらった。
Photo:松井伴実 Text:山田邦子

──まず『デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい』ですが、ずいぶん長いタイトルですね(笑)。



山岸理子(以下、山岸)「たぶんみんなそうだと思うけど、最初にタイトルを聞いた時、一度じゃ覚えられませんでした(笑)」

全員「(うなずきながら笑う)」

──でもこういう気持ち、分かりますよね。デートに限らず。



新沼希空(以下、新沼)「はい。大事な撮影の時なんかは、前日の夜もお風呂に入るけど、朝もまた入ってから出かけたりします。そういう人、多いと思いますよ」

──あ、こちらも皆さん同意されてますね。では、この曲を聴いた時の第一印象なんかもうかがってみましょうか。

山岸「歌詞と歌詞が重なり合って歌う部分があるので、これはきっと難しいなと思いました。内容的にはデート当日の様子を歌っていて、女の子らしい、ときめきの歌だなって思いました」

小片リサ(以下、小片)「等身大の自分達というか、年齢的にも同じくらいの女の子が主人公の歌ですよね。タイトルの長さとかリズムの取り方とか、すごくつんく♂さんらしいなと感じました。つんく♂さんはリズムを大切にされる方なので、レコーディングするまでひたすらリズムの練習をしていました」



新沼「つんく♂さんって、これまでにも恋愛の曲をたくさん書かれてますけど、その中でもこの曲はちょっと臆病な感じの女の子だなって思いました。私達がつんく♂さんに曲をいただくのは今回で3曲目になるんですけど、本当に等身大というか、私達に近い姿が描かれているような気もして、つんく♂さんってすごいなと思いました」

谷本安美(以下、谷本)「確かに、すごく共感できる歌詞だなと思いました。私自身、すごくいい曲だなぁと感じながら歌わせていただきました」

岸本ゆめの(以下、岸本)「この主人公の子って色々考えてばっかりなんですよね(笑)。この人にこう見られちゃうのかなとか、こう見られたくないから帰りたいとか言ってるんだけど、サビの最後では“大好き”って言ってる。レコーディングしたあとも、そこが素敵だなって思いながらいつも歌ってます」



──なるほど。レコーディングはいかがでしたか?

浅倉樹々(以下、浅倉)「やっぱりリズムが複雑だから、しっかり16ビートを感じながら歌うことに必死でした。振り返る時間もなかったくらい(笑)」

小野瑞歩(以下、小野)「私もです(笑)。リズムも頑張って、そこに感情も入れて…って、色々気にするところがありました。歌詞のこと、感情のことを考えて歌うのが難しいくらい、とにかくリズムが難しいんです」

小野田紗栞(以下、小野田)「曲調は優しいから、声とかも優しめにとか。でも、サビの部分は強く歌いたい部分もあったりして、そういう変化を表現するのが難しい曲だなって感じました」

秋山眞緒(以下、秋山)「山岸理子ちゃんも言ってたけど、最初、歌詞と歌詞が重なって歌うところはどうやって歌うんだろう!? って思いました。でもいざレコーディングとなると、そこだけじゃなくて音程もリズムの取り方とかも難しかったんです。すごくチャレンジしてる曲だなって思いました」

──ファンの皆さんの反応も、これまでと違うような感じがあったのでは?

小野「リリースイベントのあとに握手会があったんですが、“大人っぽい曲でいいね!”とか“新しい感じだね”って声もありましたね」

岸本「ダンスの面でも結構魅せる部分が多かったり、衣装のヒラヒラッとした部分を使った振付があったりして、しなやかな動きも多いから大人っぽく感じられるのかもしれないです。例えばイントロで、小片リサちゃんとお互いの腕をサーッと触れ合うような動きをしているところとか」

小野田「手元とか、細かいところまでキレイに表現してるんです」

谷本「あとこれはMVなんですけど、岸本ゆめのちゃんが間奏の部分でアクロバティックな動きをしているところも見どころだと思います。すごくキレイなんですよ」


※続きは月刊Songs2018年8月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く