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現在「LIVE TOUR 2018 DOGG YEAR 〜PARTY ON THE OFF ROAD〜」で全国を駆け抜けているDOBERMAN INFINITYが、ニュー・シングル『SUPER BALL』をリリース。シングルとしては『SAY YEAH!!』以来3年振りとなるこの真夏のアッパーチューンは、全員で手掛けている歌詞はもちろん、KAZUKIによるトラックも含めてメンバー5人だけで作り上げた記念すべき作品だ。9月には主催フェス「D.Island2018」を開催し、映画『DTC –湯けむり純情篇– from HiGH&LOW』の主題歌である『YOU & I』もリリース。暑い夏をさらにアツく盛り上げていく5人に話を聞いた。
Photo:松井伴実 Text:山田邦子

──新曲『SUPER BALL』が完成したわけですが、これぞDOBERMAN INFINITYの夏!! といった仕上がりですね。



P-CHO「そうですね」



GS「完全に“今年の夏”を見越しての選曲ですね」

──今回はKAZUKIさんがトータルプロデュースを行なわれたとか。



KAZUKI「プロデュースというか、僕がトラックを作って提案させてもらったんです。4つ打ちはこれまでもやっているので、あえてやっていなかったところで夏のビート感が出せたらなと思い、南国のレゲトンビートみたいな感じを選択して作ってみました。ラップは、いつも通りメンバーそれぞれで書いています」

──KAZUKIさんがトラックを手掛けることになったキッカケがあったんですか?



KUBO-C「いや、もう、勝手に作ってましたから(笑)」

KAZUKI「勝手にって(笑)」



SWAY「昔からそうなんですよ。自分のソロ曲とかアルバムに入れるじゃないですか。KAZUKI、絶対にでき上がるまでの過程を僕らに見せないんですよ。ちょっとした完璧主義というか」

KUBO-C「そやな。ずっとそんな感じ」

SWAY「ちゃんとでき上がってから見せたい、みたいな。“こうやろうと思ってるんです”“こういう曲にしようと思ってます”みたいなことを自分からは一切言わない。だからKAZUKIのソロ曲は、僕らいつもリリース後に聴くんですよ(笑)」

KUBO-C「ライブで初めて聴くパターンもある(笑)」

KAZUKI「いやいやいや(笑)」

SWAY「今、僕らツアー中なんですけど、KAZUKIの罰ゲームってあるじゃないですか(※LDH TVでの番組『ツアー会場で罰ゲームをするのは誰だ!?ダメドーベルマンNo.1決定戦』より)。あれも、ライブの本編が終わって罰ゲームが始まるまで、俺達は内容を知らないんですよ」

KUBO-C「マジで知らないから、楽しみですもん(笑)」

P-CHO「毎回楽しみ(笑)」

SWAY「でも、しっかりKAZUKI自身が納得したものをバン! とぶつけてくるから、完成度も高いし、僕らも心から楽しませてもらってるんです。今回のこの『SUPER BALL』もそう。メロディーも乗っけて、トラックを作り上げてから僕らにプレゼンしてくれて。まさか1曲作ってるとは思わなかったけど(笑)」

KAZUKI「(笑)。今回、この夏曲を作るにあたって、まず5人でどういう曲にしたいかって話し合いをしたんですね。でも、そこでなかなか合致するものがなくて。自分的にもちょっともどかしいというか、こんな曲がいいと思うってことをあまり上手く伝えられなかったので、だったら自分でやってみようと。今年の夏にやるんだったらこういうものがいいって思うものを作って、その上で、もし良かったらって提案させてもらったんです。だからもちろん、すんなりいくとも思っていませんでしたし」

──でもそのトラックが、晴れて今回の表題曲になったと。

KAZUKI「でも、自分が最初に作ったものよりも、メンバーのラップが乗って、めちゃくちゃカッコ良くなったんですよ。初めてですからね。自分が作った曲に先輩方のラップが乗るっていう、このワクワク感はすごかったですよ。初めて聴いた時、鳥肌が立ちました。最初のものとは全然違っていて、パワーアップのレベルがスゴすぎました」

P-CHO「トラックがすごくノレるというか、自分的にはとても面白くて。いい意味で、ラップのパターンが何通りもいけたんですよ。でも、KAZUKIが熱弁してくれたのが“全員全パートがフックぐらいのインパクトでお願いします!”ってことだったから、それを踏まえて、それぞれ攻めていこうって考えましたね」

──確かにMVの映像的にも、それぞれのパートが際立つような作りになっていますよね。

GS「そうですね。これまでもメンバーの中にあるイメージをまず伝えて、音源を作っていただいて、そこに僕らが歌詞を乗せてきましたけど、今回はトラックも含めてメンバーで作ったっていうのがすごく大きくて。DOBERMAN INFINITYそのもの、純度100%のDOBERMAN INFINITY。CHOちゃん(P-CHO)も“OLDMANWILDIN’”っていうプロデュースチームをしていますけど、楽曲制作も、ライブも、活動としても、メンバー自らが思いを持ってやるっていうことが、ドーベルがドーベルらしくあるためのスタイルだと思うんですよね。だから、こういうやり方は今後も続けていけたら面白いなと思う。またひとつ新たなスタートになったなと思うし、その曲がこの『SUPER BALL』ってことで、勢い良くハジけ飛んでくれたら思いがけないところに繋がっていったりするんじゃないかなって、楽しみでもあるんですよね」


※続きは月刊Songs2018年9月号をご覧ください。

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