昨年1月にシングル『Lightning』でデビューしたTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE（以下、THE RAMPAGE）が、待望の1stアルバム『THE RAMPAGE』をリリースした。新曲はもちろん、これまでに発表してきた楽曲のほとんどが収録された2CDに加え、結成当初から密着してきた貴重なドキュメンタリー映像やMV、ライブ映像なども収録されている。自分たちの名を掲げるにふさわしい内容となった本作について、リーダーでありパフォーマーのLIKIYA、陣、ボーカルのRIKU、川村壱馬、吉野北人に話を聞いた。
Photo:小澤正朗 Text:山田邦子
――THE RAMPAGEにとっての1stアルバム、遂に完成しましたね。
LIKIYA「はい。今まで自分たちを追いかけてくださった方はもちろんですけど、この作品はTHE RAMPAGEにとっての名刺代わりでもあると思うので、初めての方にも自分たちを知っていただけるような1枚になったのかなと思っています」
陣「（形態によっては）自分たちの最初からを追ったドキュメントも収録されているのですが、僕らもちょっとグッときました。インタビューでも話しきれなかった自分たちの内側とか、隠したくなるような部分までさらけ出しているので、本当に素の部分が見えるんですよ。こういうことがあったから今頑張れているんだなって再認識できましたし、僕らを支えてきてくださった皆さんに伝えたい思いっていうものも、感じてもらえる内容になっていると思います」
――CDは2枚組。新曲はもちろんですが、これまでリリースしたシングルの楽曲が、カップリングも含めてほぼ網羅されています。
川村壱馬（以下、壱馬）「これまでの集大成ですね。（形態によっては）NHKホールでのライブ映像も見ることができるので、すごいボリュームですよ」
吉野北人（以下、北人）「改めて、自分たちでも成長をすごく感じる内容になりました。まだまだ未熟な部分もたくさんあったデビュー曲の『Lightning』から始まって、2曲目は（新曲の）『LA FIESTA』。THE RAMPAGEとしての歴史や可能性、表現の幅も感じてもらえる曲順になっていると思います」
RIKU「デビューした頃には考えられなかったような振り幅の楽曲にも挑戦できて、それをシングルだけではなく、アルバムとしても楽しんでもらえる。メンバー全員のパワーと魂が凝縮されているし、そこに至るまでのプロセスまで全部入っているんです。今のTHE RAMPAGEですって胸を張れるものだし、1つの作品としても、自信を持って発信できるものになりました」
――では、新しくレコーディングされた4曲について聞かせてください。まず『LA FIESTA』ですが、リリースに先駆けてMVも公開されていました。
壱馬「『Fandango』の反響もあったので、ここでもう一度、ラテン調の楽曲にトライしてみたんです。個人的にはラテンやレゲエといった音楽性は馴染みがなかったので、いい意味でジャンル云々よりも、ダンス・ミュージックとして新鮮に受け止めました。トラックもカッコいいし、LIKIYAさんの振り付けもヤバいし、MVもかなり見応えがある。そういう全部の要素がビシッと組み合わさることで、完成度がより上がった曲かなと思いますね」
LIKIYA「メロディーの部分にセクシーさがあったので、これまでのイメージを覆すくらいの新しさを見せるつもりで、男の色っぽさが溢れるような振りを考えました。サビは、ヒップホップ・サウンドとダンス・ミュージックが融合したような感じ。ラテン調というところからレゲエに結びつけ、（手を銃の形にして振り上げる）ガンフィンガーを取り入れて、キャッチーかつちょっとワルそうな振り付けにしてみました」
――ライブでもすでに披露されていますが、客席の女の子たちが一斉にガンフィンガーで盛り上がるのはすごい光景ですよね。この日本で（笑）。
LIKIYA「確かに（笑）」
RIKU「でもそういうの、もっと作っていきたいですよね。THE RAMPAGEから発信するムーブメントみたいなものを」
※続きは月刊Songs２０１８年１０月号をご覧ください。
