http://welove.asmik-ace.co.jp/

人気少女漫画「ういらぶ。-初々しい恋のおはなし-」が『ういらぶ。』として待望の実写映画化。同じマンションに暮らす優羽のことが好きすぎて思いを伝えられない超こじらせ男子の凛をKing & Princeの平野紫耀、ヒロインの優羽を桜井日奈子が演じている。今作で幼なじみの凛と優羽を優しく見守る“オカン系”のほほえみ男子・蛍太を演じた磯村勇斗に、撮影エピソードや共演者について、さらに最近ハマっているアーティストなどを聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:奥村百恵

──大好きすぎて“好き”と言えずこじらせまくりの凛と優羽、そして彼らと幼なじみの蛍太と暦(玉城ティナ)、さらに恋のライバルとして登場する兄妹(伊藤健太郎、桜田ひより)など、男女6人で展開される今作の原作を最初に読んだ時にどう思いましたか?



「凛と優羽の恋がこじれすぎていて“もう! どっちかハッキリ言っちゃいなよ!”と思いながら読んでいました(笑)。こんなにムズムズするピュアなラブストーリーって他にないですよね(笑)」

──ピュアすぎる2人の関係をうらやましく思ったり?



「うらやましいとは思わなかったです(笑)。お互いに好きなのにストレートに気持ちを伝えられなくて、どんどん関係がこじれていくなんてツラくないですか? 中学生や高校生だったらこういうのもアリかなと思いますし、確かに幼なじみだったら“好き”と素直に言えないのも分かるような気がします…けど…僕はこういう恋は無理です(笑)」

──磯村さんが演じた蛍太は凛と優羽を優しく見守っていて、登場人物の中で一番大人ですよね。

「“オカン系”と言われるぐらいですからね(笑)。でも、“好きすぎるからって優羽に意地悪するのはやめなよ”と凛にアドバイスしたりもするんです。それでもまだ凛を甘やかしている部分のほうが大きいですけど(笑)」



──共演者の方々は皆さん磯村さんより少し年下ですが、平野さんにはよく現場でツッコミを入れていたそうですね。

「“こんなにツッコミ甲斐のある人って世の中に他にいるかな?”と思うぐらい、よく平野くんにはツッコミを入れてました(笑)。言葉のチョイスが最高に面白いんです。天然なのかもしれないですけどあの独特なセンスも才能だと思いますし、一緒にいてすごく楽しかったです。監督やスタッフさんからカワイがられる存在で、平野くんがいるだけで現場が和んでいました」

──平野さんだけではなく、磯村さんもダジャレを言って現場を和ませていたとお聞きしたのですが。

「現場を盛り上げるつもりで相当つまらないダジャレを言っていた記憶があります(笑)。それを冷ややかな目で桜井さんと玉城さんに見られるという一連の流れができていて、それはそれで面白かったので良かったんじゃないかなと(笑)。もちろんその日に撮影するシーンについてもみんなで話しましたし、全員初共演だったので、昔どんな部活に所属していたかなどパーソナルなことを聞き合ったりして、幼なじみの4人の関係性を作っていきました」

──佐藤祐市監督と初めてご一緒してみていかがでしたか?

「本読みや顔合わせの時はユーモアのある楽しい方という印象を受けたんですけど、現場では役作りやお芝居に対して真剣にとても厳しく指示をされていました。真面目な時とユーモラスでチャーミングな時のギャップにかなり驚きましたけど(笑)、現場を盛り上げながら良いものを作ろうという監督の作品への愛情をすごく感じました」

──監督の演出で印象に残ったことがあれば教えてください。

「物語の前半はコメディータッチな描写が多いんですけど、そういう楽しいシーンの撮影では役者が何パターンかお芝居で提示してみせて、その中から監督が面白いと思ったものをセレクトされていたと思います。自分ではどれが使われたのか分からないぐらい色々なパターンのお芝居をしていました」

──岡山でのロケ撮影で印象に残ったことがあれば教えていただけますか?


※続きは月刊Songs2018年11月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く