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Official髭男dismの快進撃は止まらない! 今年7月に中野サンプラザ公演を大成功に収めた彼らから、『Stand By You EP』が到着。ゴスペル風コーラス&クラップを取り込んだ多幸感に満ちた表題曲を筆頭に、TVアニメ『火ノ丸相撲』オープニング曲『FIRE GROUND』、深夜ドラマ『グッドバイ』主題歌『バッドフォーミー』、表題曲のアコースティック・バージョンの全4曲。新たなチャレンジを盛り込んだ今作について、メンバー4人に話を聞いた。
Photo:Keiju Takenaka(D-CORD)【撮り下ろし写真】、Seiya Uehara【オフィシャル写真】 Text:Ryosuke Arakane

──今年7月に行なった中野サンプラザ公演を終えて、今思うことはありますか?



藤原 聡(以下、藤原)「達成感というより、これからまた素敵な音楽の旅が始まるなと」

楢崎 誠(以下、楢崎)「メジャー・デビューして、今のチームでツアーを終えることができたから、これから新体制でどんどん良いものを作りたいという気持ちが強くて」

松浦匡希(以下、松浦)「次のツアーも決まっていたから、中野サンプラザで出発点に立ったような感じなので、終わったぁという感じはなくて」

小笹大輔(以下、小笹)「やる前は東京で初めてのホールだし、どうだろうと思ったけど、結局はスタートだなと」

──達成感も大きかったと思いますが、その先を見据えたライブだったと。

楢崎「ライブ後にお疲れさんと言うより、次はこうしたいねって。パーソナルなところで言えば、映像収録も入っていたから気持ちの作り方だったり、根本の演奏力を高めなきゃという思いは強くなりました」

──なるほど。そして、今作はまさに新たな出発の第一歩みたいな位置付けですか?

藤原「そうですね。前作(『ノーダウト』)はインディーズからのカットだったし、今回はみんなで一緒に作ったという意味では初ですからね。これが始まりの一歩かなと」

──今作も楽曲クオリティーが高くて、本当にビックリしました。一度聴いてスッと入ってくるキャッチーさもありつつ、末永く聴けそうな普遍性を備えた楽曲ばかりで。

藤原「ありがとうございます。タイアップも決まっていたから、そのスケジュールの中で作ったところもあるので、溜めていた曲を出した感じではあるんですけどね」

──表題曲『Stand By You』はノン・タイアップですけど、この曲を選んだ理由は?

藤原「みんなと相談して、これからの一歩を踏み出せている曲を入れようと」

楢崎「オケは先にできていたんですけど、その間に『バッドフォーミー』、『FIRE GROUND』という順番で曲ができたので、その3曲を踏まえて『Stand By You』をリードに置きたいという話が出て、今ならもっと違うアレンジができるんじゃないかと。夏フェスも経験したから、歌詞やアレンジを再び改造して、ゴスペルっぽいコーラスを入れました。面白い録り方をしていて、3声あるハーモニーの上、真ん中、下を4人で歌っているので、合計12人の声が入っているんですよ」



──ゴスペル風のコーラスもすごく良かったです。当初と比べて、かなりアレンジは変わったんですか?

藤原「そうですね、35%ぐらい変わったかなと(笑)」

──夏フェスの経験が活きたと言うのは?

楢崎「みんなでシンガロングできたり、お客さんが参加できるようにクラップも入れてますからね。最近、チャンス・ザ・ラッパーに聡と大輔がハマッていて。聴かせてもらったら、ゴスペルの要素があったりして。その前にジェス・グリンの『エイント・ゴット・ファー・トゥー・ゴー』を聴いた時に人数感のあるゴスペル調のコーラスが入っていて、ハッピー感があるねという話になって。そういうアレンジを取り入れてみようと」

松浦「ライブで歌いたくなるしね」


※続きは月刊Songs2018年11月号をご覧ください。

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