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親友のような音楽を探している人には沖縄県名護市在住のシンガーソングライター、大城美友をオススメしたい。自分が本当にツラい時にスッと気持ちを軽くしてくれるような応援ソングや、感情の一番深い部分で分かり合えるような等身大の失恋バラード。全7曲入りのミニ・アルバム『MI-POSITION』でデビューする彼女の歌声は、太陽のように明るくパワフルでありながらも、心を内側から温めてくれるような優しさも持っている。
Text:永堀アツオ
──まず、音楽との出会いから聞かせてください。

「父と母が歌が好きだったから私も自然と好きになって。幼稚園生の頃かな、サンタさんにキーボードをお願いして、1人で遊ぶようになったんですね。その後、小学生になってカラオケに行くようになり、家族に“美友、歌えるんじゃない?”って言われて(笑)。友達からも、“美友、歌上手いね”って言われるようになりました。初めて曲を作ったのは16歳の時。それまでも家ではキーボードに向かって歌ってたから、やってみたら作れたんですよね。“あれ!? 美友、曲作れるな”って気づいて(笑)。そこでもう、曲を作る楽しさを覚えちゃって、歌手を目指したい! って思うようになりましたね」

──そこからの音楽活動は?

「沖縄で色んなイベントに出たりしてたんですけど、18歳の時に、一旦、私は音楽をやめてやる! と思って。色んなことがイヤになったんですよね。そこで、福岡に一人旅に出て、あっち行ったりこっち行ったりしてる時に、“X FACTOR”に出会って」

──2014年に開催された世界的なオーディション番組“X FACTOR OKINAWA JAPAN”に参加して。2000組のエントリーがありました。

「これに優勝できなかったらやめてやる! って思って。結果、TOP6。超泣きました。もう辞めるんだねって。でも、次の日の朝、起きたら、やめない。音楽やりたいって」

──あはははは。どうして一晩で気持ちが変わりました?

「“X FACTOR”で色んな経験ができたことで、逆に燃えちゃったんですよね。あと、やっぱり、歌が好きだからじゃないかな。それに、音楽が美友から離れてくれなかったの(笑)。私は離れようと思ってたのに、ついてきた。そのあとはもう、進むことしか考えてなかったね。いつでもスタートダッシュできますよっていう感じ。そして、自主制作でCDを出して、2年間くらい活動してからの今です。メジャー・デビューが決まった時も、一旦冷静になった。やった! じゃなくて、ここから始まるから、どうしようかなって色んなことを考えました」

※続きは月刊Songs2018年11月号をご覧ください。

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