http://d-p-s.jp/
アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系)の新オープニングテーマに抜擢された『タイムライン』でメジャー・デビューを果たす4人組ロックバンド、dps。バンド名の“dps”とは“d-project special”の略。倉木麻衣やGARNET CROWらを輩出した関西発のレーベル“GIZA studio”による新規プロジェクト“d-project”に参加していた楽器隊と現役大学生であるボーカルの木村はどのように出会い、バンドを結成するに至ったのか。「真時代のロックを届けること」を目標に掲げるメンバーに話を聞いた。
Text:永堀アツオ
──バンド結成の経緯から聞かせてください。

木村涼介(以下、木村)「僕が今行ってる大学のオープンキャンパスで開催されたボーカルコンテストで賞をいただいて、リハスタ(リハーサルスタジオ)を自由に使わせていただけるようになったんですね。そこで、ギターの森丘さんと顔見知りになったんですけど、ある日、たまたま僕が着ていたメタリカのTシャツに食いついてきて(笑)。“メタリカ、好きなん?”って。当時はあんまり曲も知らずに、ファッションとして着てしまっていたんですけど、その会話がキッカケで、森丘さんがギターインストでやっていたソロ活動のリハをのぞかせてもらうようになって。そのうちに、僕のほうから“何か一緒にできないですか?”って言ってみたのが始まりですね」

森丘直樹(以下、森丘)「僕もずっとバンドをしたいなっていう思いがあったし、そろそろバンドしたいなっていう時に声をかけてもらったので、すごく嬉しかったですね。そこで、同じくd-projectに参加していた2人(安井&川村)を誘って、スタジオに入ってみたんです。当時の彼はまだ高校3年生で顔がめっちゃ幼くて、大丈夫かなって思ったんですけど、リハに入ってみると堂々と歌っていて。芯もしっかりあるし、これはちょっと可能性があるんじゃないかなっていうことを感じて」

安井剛志(以下、安井)「いい意味で、ふてぶてしいというか。あんまり緊張してる感じが出てなかったよね」

木村「いや、ど緊張でしたよ。ただ、歌うと緊張がとけるんですよ。その頃も歌ってる間はそんなに緊張しないんですけど、リハが終わって、しゃべる時になったら“あ、はい”みたいな感じで緊張はしてましたね」

川村篤史(以下、川村)「僕と安井はバンド経験も結構あるんですけど、やっぱりボーカルっていうのは本当に大事なポジションなんですよね。バンドメンバーからすると、それぞれが対等だし、それぞれの役割があるんですけど、お客さんからするとやっぱりバンドの顔なんです。そのバンドを聴くかどうかの一番のキッカケになる部分だっていうくらい大事だという意味でも、彼には真のカッコ良さを感じて。もちろんスキルはまだまだだけど、声も太いし、経験を積めばいいものになるんじゃないかっていう確信もあって、4人でバンドをやっていこうって思いました」

※続きは月刊Songs2018年12月号をご覧ください。

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