WHITE JAM |
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──本誌初登場なので、ユニットのプロフィール的な部分から聞かせてください。資料によると、本格的に始動したのが2011年3月3日ということですが。
SHIROSE「はい。その日に初めてのワンマンライブをやりまして、それをキッカケに本気を出そうと。それまで、ソングライティングの仕事とか、音楽を作る活動はそれぞれやっていたんですけど、今のような活動を始めたのがその日だったんです」
──3人はどんなふうに出会ったんですか?
SHIROSE「最初、僕とGASHIMAが知り合いました。僕がストリートライブをやってた現場に友達が来てくれたんですけど、その時、GASHIMAも見にきてくれたんです。それがキッカケで仲良くなりましたね。ご近所さんだったこともあって、よく一緒に遊ぶようになりました。その後、曲を作るようになって、イベントにも出るようになって、NIKKIさんに出会ったんです」
──初めて会った時、お互いの印象ってどんな感じでした?
SHIROSE「ガッシー(GASHIMA)は、高校生の頃にヒップホップの雑誌によく出ていたので、“あ、いる!”って感じでした(笑)」
GASHIMA「僕は深夜のクラブでラップをやっていて、ストリートで歌っているシンガーは住む世界が違いすぎるから全然興味がなかったんですけど、“EXILEの曲、歌います”って言いながら途中で歌詞を忘れて替え歌にしてしまったり、踊るわけでもないのにマイケル・ジャクソンみたいなヘッドセットを付けてたりして、“何やねん、こいつ! 頭おかしいんちゃうか? でも、おもろいやないか”っていうのが第一印象でしたね。でもその後、プライベートで会ったらメチャメチャ暗かったんですよ。情緒不安定なんかな? っていうぐらい暗かったんですけど、だんだんと仲良くなっていった感じです」
──NIKKIさんがお2人に会った時の印象は。
NIKKI「GASHIMAは見た目、メッチャ怖いんですよ。キンキラキンやし」
GASHIMA「当時、金持ってなかったから、こんなキンキラキン着けてなかったやろうが!」
NIKKI「アハハハ。でも、何か怖かったんですよ。しゃべりかけるなオーラが出ていて」
GASHIMA「出てないって」
SHIROSE「硬い岩みたいな顔をしますからね」
GASHIMA「精一杯の笑顔や、それ」
NIKKI「しゃべりかけにくかったんですけど、実は中身はすごくポップで」
GASHIMA「中身が“ポップ”って何や(笑)?」
NIKKI「WHITE JAMと兄弟分のアーティスト3組で“シロセ塾”っていうのをやっているんですけど、女の子って私しかいないんですよ。ガッシーはそんな中で唯一ガールズトークの相手になってくれる人なんです。ガッシーを呼び出して、“これ知ってる?”ってウワサ話をしたり」
GASHIMA「だから僕、情報だけはいっぱい持ってます(笑)」
NIKKI「中身がポップで良かったです(笑)。逆に、SHIROSEは見た目はすごくポップなんですけど、さっきGASHIMAも言ってたように内面はメチャ暗いんです。仲良くなっていくにつれてだんだん暗くなってきて、あんまりしゃべってくれへんようになってきて、連絡も返してくれへんようになってきたんです」
──ポップじゃなかったんですね。
SHIROSE「“ポップ”って言わないでください(笑)!」
──ストリートライブをやっていたのは、普段の自分とは違うものを出したいという気持ちがあったからなんですか?
SHIROSE「ストリートライブの現場は、クラブと違って自分のことを知ってる人が誰もいないじゃないですか。そういうところでやらないと普遍的な音楽は作れないんじゃないかと思って、毎週2回、スピーカーをガラガラ引きながら1人でストリートライブをやるようになったんです。ヘッドセットのマイクで歌ってたのも、自分でフライヤーを配りながらやりたいと思ったからなんです。歌うだけじゃなくて、どうやって人に広めるかというのも重要だったので。WHITE JAMになってからも、2年ぐらいはストリートライブを続けていましたね」
GASHIMA「クラブで通用していたことも、ストリートだと全然通用しないこともありますからね」
※続きは月刊Songs2月号をご覧ください。