Silent Siren *撮りおろし4ページ |
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──新曲『恋い雪』はすでにライブでも披露されている楽曲ですね。
あいにゃん「はい。この曲のデモを聴いた時に、雪が舞い降りてくるイメージがあったので、それと恋愛を重ねてみようと思いました。似ている部分が多いなと思ったんですよ。初恋というか、まだ恋を知らない主人公が恋に落ちていくっていうストーリーなんですけど、雪が舞い降りてくるように、突然好きな人が現れるっていう感じが。そこから思いを伝えるか伝えないか…って感じで物語が進んでいくんです」
──この曲の2人はハッピーエンドですね。
あいにゃん「そうですね。正直、結末をどうしようかなって考えたんですけど、サイサイって意外に両思いの曲がないなぁと思って」
ひなんちゅ「隠れ両思いはあるけどね」
すぅ「隠してんの(笑)!? でもあいにゃんが書くやつは両思い系が多くない?」
あいにゃん「ごめんね(笑)」
ゆかるん「(笑)」
あいにゃん「去年が『I×U』だったから、そことも差をつけたかったのでハッピーエンドにしました」
──イントロのピアノからすごく雰囲気がありますが、アレンジ面ではどうでしたか?
すぅ「めっちゃこだわったよね!」
あいにゃん「イントロのピアノからバンドインするんですけど、いわゆるバラードじゃないぞ感を出したくて」
ゆかるん「最初はピアノなしで、バンドからだったんだよね。でも冬曲ってことで、ピアノのイントロがあったほうがイメージしやすいんじゃないかとか、結構ギリギリまで話し合って。結果的に、ピアノだけのイントロがあってからのバンドインのほうが、より一層盛り上がる感じだよねってことで」
あいにゃん「お気に入りです!」
ひなんちゅ「ドラムは、基本的にはシンプルなんですよ。細かいフィルとかもそこまでない。その分ベースがすごく動いてたりして、バランスというものをすごく考えることができた1曲でもあります」
すぅ「私も今回はコードのバッキングの裏で鳴ってるギターのフレーズをもっと入れたいとか、ストリングスが『I×U』と比べると今回は大きく出てるから、オーケストラっぽい感じになってバンド感が薄れないようにとか、すごく考えましたね」
──鍵盤の音色の美しさとバンド感とストリングス。それぞれの良さがきちんと出ている1曲ですよね。ライブではどうですか?
ひなんちゅ「最初にデモを聴いた時はストリングスが入ってなくて、アレンジの段階で急にダイナミックな世界観になったんですね。だからライブとかでは、最初ちょっと違和感みたいなのがあったんです。でもストリングスがあると、ライブでも“うわ、キター!”みたいな高揚感がやっぱりすごいんですよね。みんなの演奏がストリングスとガシッと合うと、(実際にやってるのは)ライブハウスでもホールにいるような、スケールの大きな世界観になるんです」