UNISON SQUARE GARDEN *撮りおろし3ページ |
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──今回の曲はアニメのための書き下ろし、ですか?
田淵智也(以下、田淵)「そうなんですよ、ありがたいことに。監督がめちゃくちゃこだわりの強い人で、エンディングの絵がもう頭の中にあるから、“それに合う曲を探している”ということで僕らを選んでくれて。昔の曲の中から“こんな感じで書いてほしい”と言われたのが、1stアルバム(『UNISON SQUARE GARDEN』/2009年4月)に入っている『等身大の地球』という曲だったんです」
──シングルではなく、アルバムの中の1曲を?
田淵「全部聴いてくれたんですよ。すごいなと思いました。何ならその曲を使いたいという感じだったんですけど、そうもいかないから、“すぐに作ります”と(笑)」
──そのぐらいはっきりとイメージを伝えてもらえば、作りやすいですか?
田淵「オーダーがあったほうが作りやすいです。というか、助かります(笑)。“こういうのを作ってほしい”というものが入ってくると、新しい扉が開いたりするので。すごくありがたいと思いますね」
──斎藤さんが、田淵さんの作った曲を聴いた第一印象は?
斎藤宏介(以下、斎藤)「いい曲だなと思いました。今までシングルで出したことのない曲調だったので。4つ打ちで16ビートの感じというのは、アルバムではやってたし、ライブで人気のある曲もあるんですけど、どうしてもシングルを出すとなると、失敗できないからかしこまってしまうところがあって。思い切ったことや寄り道みたいなことは、何かキッカケがないとできないので、いいキッカケをもらったと思います」
──歌については?
斎藤「歌は……めっちゃ難しいです(笑)。自分がいつも思うのは、音数の多さとキメの多さ、キレと小回りの良さがUNISON SQUARE GARDENの武器で、年々研ぎ澄まされてきているところだと思うんですよ。そこと、自分の中にある“歌の表現をこうしたい”という確かなものと、両方ともできるようにというのは、常に考えていることで。それを考えながら少しずつ組み立てていくのが、楽しかったりします」