Silent Siren *撮りおろし3ページ |
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──『ハピマリ』はどういう経緯で生まれたんですか?
すぅ「もともと結婚とも捉えられるような恋愛ソングがあって、シングルとして出すか出さないかみたいな話はしてたんです。曲もキャッチーだし、すごく良かったんだけど“これを今出す必要性って?”みたいな話になって。例えばだけど、誰かが結婚するタイミングでもいいんじゃないかっていうような話をしてたら、たまたま、ずっと昔からライブに来てくれてるカップルの女の子が“サイサイがウエディングソングを作ってくれないから、彼氏がなかなかプロポーズしてくれない”みたいなことを言ってて(笑)。これは運命だ! と思い、その2人の結婚を後押しできるような曲を作ろうと思ったんです。もともとあった曲は全部崩して、その2人のために、イチから作ったのがこの『ハピマリ』なんですよ」
──すごい!!
すぅ「彼氏にこっそり話を聞いたら、プロポーズしたいとは思っているけど、彼女はブライダルのお仕事をしてるから、色んなサプライズも見てきてるし、理想も高くなってると。だからサイサイに手助けしてもらえたらってことだったんですよ。これは素直に幸せになってもらいたいなと思ったし、応援したいと思ったから、2人のために曲を作り、彼女へのサプライズでプロポーズの現場にも行き、2人の前で歌ってきたんです」
ひなんちゅ「その様子は日本テレビ系で放送されてる『なら婚』という番組で放送されたんですけど、彼がプランを練って準備したプロポーズの時に“今からどこでもやっていない新曲を、2人のためにやります!”って言って演奏したんです。で、次の瞬間に彼が“結婚してください!”と」
ゆかるん「うちら全員号泣だったね(笑)」
すぅ「思い出しただけで泣けてくる(笑)」
ひなんちゅ「誰も真似できないようなサプライズをしてあげたかったし、彼も、今まで彼女が見たことないようなサプライズがしたいって言っててね」
あいにゃん「大成功でした」
──感動のエピソードがあったんですね…。
すぅ「私達から話を持ち掛けたんですよ。この曲をこういう理由でリリースしたいからって」
ひなんちゅ「プロモーションの一環としてやってるんじゃないとか、ファンの人を利用して番組に出てとか、そういうふうに思う人もいるのかなって懸念はあったけど、本当にそういうんじゃなくて、単純にそのカップルのことを思って作っただけなんですよ。むしろ逆と言うか、そういう色んなことは後から付いてきただけなんです」
ゆかるん「すごい運命的だったんだよね、色んなタイミングが」
──誰かの人生の大切な瞬間にサイサイの音楽が一役買うって、幸せなことですね。
ゆかるん「めちゃくちゃ幸せでした」
すぅ「こっちが嬉しかったもんね」
ひなんちゅ「そもそも、ファミリーのみんなとの距離が近いっていうこと自体もね。うちらはホント、特別な関係だと思う。それぞれの近況って言うか、ここは付き合って長いカップルだとか、たまにケンカもしてることとか、そういうことまで知ってるのはやっぱり握手会とかをずっとやってきて、直接話をしてるからなんですよね。ファンだけど友達みたいな感じ? その関係性は、他にないものだと思う」