Gacharic Spin *撮り下ろし5ページ |
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──Gacharic Spinは今年で結成7年目だそうですね。
F チョッパーKOGA(以下、KOGA)「はい。もともとは私とはなで立ち上げ、そのあとにTOMO-ZO、オレオレオナ、パフォーマーが加入しました。どちらかというとピンチのほうが多かったんですけど、新しい血が入ることでそれを乗り越えていき、今のこの6人が揃ったんです。何度も“うわ、もうヤバいじゃん!”と思ったけど、それを乗り越えると必ずご褒美があるんですよ(笑)。例えばインディーズの時、ツアーで全然お客さんが入らなくてどうしようと思っていた時に、たまたま見てくれた人が海外公演に誘ってくれて、アメリカ、中国、ヨーロッパなどその後の活動に繋がったり」
はな「ピンチな状況になっても、止まろうとするメンバーが誰もいなかったんですよね。前しか見ていなかったから、ここまで走ってくることができたんです」
KOGA「もともといたボーカルが抜けた時はさすがにね、一番のピンチだなと思ったけど」
オレオレオナ「そのピンチを救ったのがわたくし、オレオ様で〜す♡」
──(笑)。今、年間100本以上のライブをやってるそうですが、このバンドにとってライブは欠かせないものですね。
TOMO-ZO「そうですね。でも、私達ってこんな見た目じゃないですか。派手だし、自分で言うのも何ですけどアイドルチックに見られてしまったりとか(笑)。それだけでもう(ライブを)見ないとか、どうせ(楽器)弾けないんでしょとかが多いんですね。ライブを見てもらって初めて認めてもらえるバンドだと思うので、できる限りやるようにしているんです」
──楽曲のクオリティーも高いし、演奏力も抜群。そこに最強のパフォーマンスまで加わるライブは無敵ですよね。
KOGA「ありがとうございます。やっぱり女の子バンドってゆるく思われがちなので、結成当初から激しいパフォーマンスとか、男性顔負けなことをどんどんやってきました。TOMO-ZOが加入した時なんて、ギター弾けるのはもう分かってるから、“曲を覚える前にギター回して”って言いましたから(笑)」
TOMO-ZO「安全のためにヘルメット着用して(笑)」
KOGA「パフォーマーのまいやねんねが入ってきた時も、“ヘドバンと煽りの練習からね”って(笑)。耳はもちろんだけど目でも楽しんでもらえるバンドでありたいので、そこは今も大事にしています。音楽とかバンドに興味がない人でも、Gacharic Spinを知ってもらえるキッカケになると思うので」
──教則DVDを出されるほどのテクニックがあるから、ああいうパフォーマンスも成立するんですよね。
オレオレオナ「私以外のメンバーは、ものすごい練習してますよ(笑)。常に楽器触ってないと不安みたいな人達なので」
はな「オレオもね、オレオ的なピンチが訪れると練習してるけどね(笑)」
KOGA「曲作りもツアーも個人のお仕事も全部並行してやっているので、全員揃ってのリハとか練習とか、時間があればあるだけやりたいんですよ」
まい「リハはすごく大事。私達パフォーマーもガッツリやってますよ」
ねんね「そこで新しい何かが生まれたりすることもありますからね」
──あと、全員ボーカルをとれるというのもこのバンドの武器ですよね。