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映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川 翔が監督を務め、ドラマ「1リットルの涙」を手掛けた大島里美が脚本を担当した完全オリジナルストーリーの映画『君と100回目の恋』が遂に完成。夢もバンド活動も恋も一生懸命な女子大生・葵海を演じるのは人気シンガーソングライターのmiwa、そしてギターも勉強もトップクラスで常に羨望の眼差しを向けられてきた男子学生・陸を近年映画やドラマの出演が相次ぐ坂口健太郎が演じている。今作で歌やギター演奏を披露している2人に、ライブシーンの撮影秘話や劇中に登場するオリジナル曲についてなど語っていただきました。
Photo:秋倉康介 Text:奥村百恵

──最初に会った時のお互いの印象は?



坂口健太郎(以下、坂口)「僕が事務所に入りたてぐらいの時に同じ事務所のmiwaのライブを観に行ったのが初対面でした。でも、miwaはその時のことを全く覚えてないっていう……(笑)」



miwa「なぜかその時の記憶がなくて(笑)。私はSeventeenのフェスで初めて坂口くんに会ったと記憶していました」

──今作で共演していく中でお互いの印象は変わっていきましたか?

坂口「miwaのライブとSeventeenのフェス以来会ってなかったので、共演して初めて知ることばかりでした。葵海のことを陸は大事に思っていて、いつも葵海の存在を気にかけているような男の子なので、僕も現場でよくmiwaのことを見てましたよ。miwaは普段から不思議なオーラを放っているので目を引くんですよね」

miwa「坂口くんこそ目が離せない人ですよ。私は坂口くんのことを普段の姿とギャップがある人だなと思いながら見ていました(笑)」

坂口「僕がいつも現場でふざけていたからかなぁ……(笑)」

miwa「ずっと現場でふざけてました(笑)」

坂口「今作の現場では楽しくいられたらいいなと思ったので、ついワイワイしちゃったんです」

miwa「ホント坂口くんは面白い方で、お陰様で楽しい現場になりましたし、シリアスなシーンの撮影でもあまりしんどい気持ちにはならずにお芝居できて良かったです」

──陸と葵海がThe STROBOSCORPのメンバーとしてステージで演奏するシーンがありましたが、撮影はいかがでしたか?

miwa「あのシーンは岡山県で撮影したんですけど、地元の方達がエキストラとして参加してくださったんです。エキストラの方達はこのシーンがどういう場面で使われるのか、ストーリーを知らないはずなのに、私達の演奏する曲を聴いて涙を流してくださった方もたくさんいて。お芝居とはいえ、演奏している姿から何か伝わるものがあったんだと感じられたので、すごく嬉しかったです」

坂口「僕は大勢の前でギターを弾くのは初めてだったので、あのライブシーンは通常のお芝居とは別の意味で緊張しました。でも、僕もエキストラの方達が泣いてくださってる瞬間を見た時に、とても感動したんです。皆さん詳しいストーリーを知らないのに何か伝わるものがあったんだなと。お芝居としての演奏ではありますが、ちゃんと響くものがあったことが感じられて嬉しかったです。ただ…演奏中は僕、異常に汗をかいてたよね?」

miwa「かいてた(笑)!」

坂口「バンドでライブをやったらこんなに汗をかくんだなぁと実感しました(笑)。あと、バンドメンバーを演じた松田直哉役の竜星 涼くんや中村鉄太役の泉澤祐希くんとは気が合ったので、お芝居関係なく仲良くなれて撮影も楽しかったです」

──普段からステージに立っているmiwaさんのそばで演奏するというお芝居を、坂口さんはどんな心境で挑んだのでしょうか?

坂口「miwaはステージに立つと大きく見えますし、存在感があるんですよね。なので、普段のmiwaに負けないように僕自身も陸としてだけではなく、バンドの一員としてThe STROBOSCORPの葵海を盛り上げることを意識して演じるようにしていました」

miwa「坂口くんは背が高くて、ギターを持って歌っている姿がすごく様になっていると思います。リハーサル中もずっとギターの練習をしていてとても頼もしく感じられましたし、撮影本番の時もギターソロを弾いている姿がとてもカッコ良かったです。今作で初めてギターに挑戦したとは思えないほど上達していました」

坂口「ギターの弾きすぎで指が硬くなってみかんの皮みたいになっていました(笑)。最近は時間がなくてあまり弾いてないんですけど、上手く弾けるようになってくると楽しいですし、これからも続けようと思っています」


※続きは月刊Songs2017年2月号をご覧ください。

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