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デビュー5周年を機にレコード会社を移籍し、バンド名の表記もロゴも一新したSILENT SIREN。シングルとしては約1年4か月振りにリリースされる『フジヤマディスコ』は、カワイくてポップなだけじゃなく、彼女達が元々持っているロックのDNAを強く感じさせるナンバーだ。「サウンドのジャンルとしてだけでなく、活動の仕方や心意気としてのロックを追求していきたい」と胸を張る4人に話を聞いた。
Photo:秋倉康介 Text:山田邦子

──前回のリリースが4thアルバムの『S』(2016年3月)でしたから、こうしてお会いするのはちょうど1年振り。バンド名の表記が大文字になりましたね。



すぅ「去年の年末、12月30日の東京体育館で発表したんですけど、レコード会社移籍っていうタイミングで大文字にすることにしたんです。去年も海外でいくつかライブをやったんですけど、海外に行くと結構皆さん大文字で書かれるんですね。日本だけじゃなく、海外でも通用するバンドになりたいなっていう気持ちも込めて、大文字にしました」

──心機一転、改めて始まったなみたいな気持ちもあります?



ひなんちゅ「そうですね。移籍も決まったばかりだし、まだ色々とファンの皆さんに見せられてないものもありますからね。(取材時では)MUSIC VIDEOもまだだし、『フジヤマディスコ』以外の曲はラジオとかでも流してないし。この感覚が久し振りなんですよ。次、何やってびっくりさせようかなとか、どうやってやろうかとかワクワクしながら考えてる感じが。懐かしさもあり新しくもありな、いいスタートを感じてます。2017年もすぐ終わるんだろうな(笑)」



あいにゃん「間違いないね(笑)。でも本当に、心機一転です。移籍して、周りにいるスタッフさんが全員替わってしまうっていうのは私達にとって本当に大きなことだったけど、徐々に徐々に、自分達のやりたいこととか音楽に対する気持ちを伝えてきたんですね。その結果、今回のシングルも新しいスタッフさんとも一緒に作り上げたんだって感じがすごくあったんです。どんどんいい方向になっていくように、自分達もしっかり実力をつけて新しいSILENT SIRENを見せていこう。そういう気持ちがこのシングルにも詰まっています」

──色んなことを発表して、進み出して、ホッとしたみたいなところもあります?



ゆかるん「ありますね。あの東京体育館で発表した時はスクリーンの後ろに私達もいたので、ファミリーの反応もダイレクトに聞けてたんですよ。みんながすごく喜んでくれてるのが、ちゃんと伝わってきたんです。これまでツアーはやってたけど、やっぱりファミリー的には“いつ次の曲出すんだろう?”“何でずっとリリースしないんだろう?”っていうのがあったと思うから、一気に発表できて、私達もすごく嬉しかったしホッとしました」

すぅ「だけど『フジヤマディスコ』ってタイトルが出た瞬間に、どよめいたんですよ」

ゆかるん「どよめいた(笑)」

──タイトルのインパクトでしょうね(笑)。演奏してみてどうでした?

すぅ「曲自体が難しいものだし、思いも強すぎたから、あのスクリーンの後ろでもう1回“Go! SIREN! Go!”って気合いを入れ直して臨んだんですよ。そしたらこれまで発表したどの新曲よりもノリが良かったので、そういう意味でも安心しました」



あいにゃん「そうだね」

すぅ「最後にはみんなが“フジヤマディスコ!”って声を合わせてくれて。またみんなでこうやって歌える曲ができて良かったなって思いましたね」

──この『フジヤマディスコ』は、SILENT SIRENの新たな決意表明みたいな役割も担ってるんですか?


※続きは月刊Songs2017年3月号をご覧ください。

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