わーすた *撮り下ろし4ページ |
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──前作『完全なるアイドル』から5か月振りとなるニュー・シングル『ゆうめいに、にゃりたい。』は、またひと言では言い表しにくい曲になってますね。前回はゴシックロックでしたが、今回は……。
廣川奈々聖(以下、廣川)「私達の曲の中でいうと、1stアルバム『The World Standard』(2016年5月)に入っている『うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ』寄りの曲かなって思うんですけど、それともまた全然違っていて。今まで私達も色んな曲を受け止めてきたんですけど……」
──最初に新曲として聴いた時のインパクトがすごそうですよね。
三品瑠香(以下、三品)「そうですね。受け入れるまでは、いつもちょっと時間がかかります(笑)」
廣川「毎回なので、受け皿もだんだん大きくなってきたんですけど、今回もまたすごい曲がきたなって思って。私の初めの印象は“曲じゃないな”って思っちゃいました。おまじないみたいな感じから始まるから」
小玉梨々華(以下、小玉)「私達の会話のあと、呪文から始まるし」
松田美里(以下、松田)「個人的には絵本みたいだなって思いました。色んな昔の人物が出てきたりするし、余計に曲っぽくないなって思っていて」
三品「私は、情報量が多いニュースみたいな感じで、最初は何も入ってこなかったですね」
坂元葉月(以下、坂元)「一度では理解できないよね(笑)」
三品「でも、歌っていくうちに、すごく楽しい曲だなって思うようになってきて。色んな発見があるんですよ」
廣川「私達は歌詞を見ただけじゃ分からない部分も多いんですけど、例えば、“オグリキャップ”が“オグリニャップ”になってたりして。そういう隠してあるワードが入っていたりとか。そういう部分でも楽しんでもらえると思うし、無限大の楽しみ方がある曲だなって思います」
三品「そう、“バブル全盛期”っていう歌詞もあって。その世代の方が聴いてくれると面白いかなって」
廣川「バブル時代を全然分からない私達が表現してるっていう面白さもあるよね」
小玉「振付も昔のパラパラを取り入れたりしてるので、ライブで見ても楽しめるし、歌詞に隠れたワードを見つけてもらうのも楽しいし、聴けば聴くほど、見れば見るほど、ハマる曲なんじゃないかなって思います」
松田「音楽好きの方でも、“ここのリズムが好き”とか、“このメロディーが好き”とか言ってもらえて。言葉だけじゃなく、メロディーやリズムも色々探してもらえる、宝探しみたいな曲だなと思ってます」
──よく歌って踊れるなって思いますよ。スカから始まって、ジャズの4ビートもあれば、バブル期のユーロビートも入ってるし。
三品「曲調の変化が激しいんですけど、それを表現するのが楽しいんですよ。自分達も曲調の変化に合わせてリズムの取り方が変わるし、テンションの差もすごくあって。サビに向かって高ぶっていく感じも楽しいですね」